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科学

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TPPと科学技術

さぼ郎
知人から是非にも見てほしいといわれたYouTubeです。

西尾正道(北海道がんセンター名誉院長 北海道医薬専門学校学校長 北海道厚生局臨床研修審査専門員放射線科)さんが、2016年12月4日、国会で意見陳述をしました。



以下に論旨を要約しておきます。
TPPによって医療はどう変わるか
経済的な問題だけではなく健康被害が深刻になると思っている
TPPはとんでもなく不平等な条約である
明治初期を思い出す
不平等条約でどれだけ先人たちは泣かされたことか
ラチェット条項、一回取り決めたら後戻りできない
そのことで日本がとんでもなく不利になったとしても後から変えることができない
アメリカ企業が思うような利益が出なければ日本を訴えることができる
アメリカに不都合があればアメリカだけは一方的に関税撤廃ができる
かつて自民党はTPP断固反対と言っていた
稲田防衛大臣は「TPPは日本文明の墓場だ」という発言をしている
民主党のTPPは反対だが安倍政権のTPPは国益を守ると宣っている
個人が嘘をつくというレベルではなく党として嘘をつく
今の自民党は赤信号を見もせずに渡ろうとしている
かつては戦争を仕掛けて国益を取った
核兵器の時代において国益(グローバル企業の利益)を取るという仕組みがTPPである
TPPに加盟するということはアメリカナイズされた医療体系になるということ
アメリカのロビー活動費を見るとTPPのターゲットは農業などではなく、医療である
米韓FTPで韓国の医療費は2年間で2倍になった
日本の医療規模は韓国の4倍あるので、アッと言う間にとんでもなく医療費が膨れ上がる
1985年以来アメリカは日本の医療市場を開放するように働きかけてきた
西尾氏が医者になったころの抗がん剤は1か月数千円
90年代数万円、21世紀になって数十万円、3年前チェックポイント阻害剤で数百万円になる
アメリカの製薬会社の言いなりの値段になる
中医協では価格の妥当性をチェックできない
中医協に透明性・公平性がないと訴えられれば負ける
最終的に皆保険制度も崩壊する
患者負担が増大し混合診療が解禁される
民間医療保険が拡大せざるを得なくなる
アメリカの本当の狙いはこちらかも
営利企業が医療産業に参入してくる
いまでも薬剤費は対アメリカで3兆円の輸入超過になっているがもっと拡大していく
このままでは日本の医療は崩壊し日本人の健康は守られない
手術すらも特許の対象となってくる
TPPとはグローバル企業が一般国民を犠牲にした金儲け
自由貿易が善であるという前提は間違っている
国の状況とか経済格差などを考えるべきである
産業革命以来、富の源泉は労働力であったが、いまや科学技術である
科学技術が金儲けの手段になってくれば格差が広がる一方である
その格差を、どのように再配分するかということがこれから政治家に求められること
政治家に求めるものが有るのやら。
せめて官僚の暴走を止めるのが政治家の仕事としてもらわねば。
とはいえ、東大をトップクラスで卒業した人たちと成蹊大学卒では、勝負は見えている気もする。
こうした本質的なことをやらないで、企業が儲けるようなことばかりやっている政治はとんでもない
とんでもない与党なのに、国民的コンセンサスを得られない野党はもっととんでもない
西尾氏が医者になったころ乳がんは1万5千人であった
今は9万人である。前立腺が9万人。卵巣がん、子宮体癌も増えている。
ホルモン依存性のガンが5倍になっている
アメリカの牛肉の消費が5倍になっている
エストロゲン入りの餌を与えて生産性を高めた肉を食べたアメリカ人も日本人もガンがどんどん増えている
鳥や豚には抗生物質入りの餌を食べさせて生産性を高めており、それを食べている人間の肺炎がなかなか治らない
日本という国の残留農薬は世界一緩和されている
ネオニコチネイド系の農薬が自閉症の原因であるということが突き止められている
小児の発達障害などの報告もあり、科学的裏付けがあるが日本の農水省や厚労省では知らないふりをしている
役人の利益を犯しているとも思えない
きっと農水族の自民党議員が暗躍か?
この農薬が認知症や鬱にも関係している
WHOではBランクの農薬
日本では遺伝子組み換えを一番食べている
納豆の大豆は本当に「遺伝子組み換えでない」のか
アメリカからの輸入大豆のトン数で遺伝子組換えの大豆を計算すると、かなりの量が日本人の口に入っているはず。
納豆やミス醤油など。
アメリカでは遺伝子組み換えの大豆やトウモロコシは家畜のえさ
昔、癌は60代以上であったが今では40代になってきている
遺伝子組み換えや農薬などを自国の問題として取り組もうとしてもTPPに入れば日本の国の決まりよりTPPのほうが上位になってしまう
子宮頸がんワクチンは、いままでは弱毒化ワクチンか不活化ワクチンだったが、遺伝子組み換え技術で作ってアジュバントを加えて作っている
アジュバント:薬物の作用を増強する目的で併用される物質・成分の総称
子宮頸がんで随分強烈な副作用が出ていると思ったら、こういう仕掛けが原因だった。
グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」とMSD社の「ガーダシル」
340万人中重症な副作用は1600人。0.05%。
福島の放射能は微粒子として浮遊している
農薬を含めた化学薬品が混じることで相乗的な発癌性を持つ
多重複合汚染の社会になってきている

自分たちの国で法律によって自国民を守るためには決してTPPに加入するべきではない

とまぁ、西尾氏はTPPの危険性を怒りながら国会で熱弁を奮ってきたようです。トランプさんが、正義に見方に見えてしまいます。

この西尾さんは、かつて「美味しんぼ」で福島原発の鼻血問題で、似非学者呼ばわりをされた人ですが、未だに元町長も鼻血や倦怠感を否定していません。

政府やメディアの報道を鵜呑みにしてしまいがちですが、逆に政府やメディアが全く触れないことで、問題提起をなかったコトにすることも少なくありません。

いま、「日経新聞で鍛えるビジュアル思考力」という本を図書館から借りてきて呼んでいますが、物事の視点は「3W1H」なのだそうです。

誰が(WHO)、誰に(WHOM)、何を(WHAT)、
いくらで(HOW)

TPPにしろ、カジノ法案にしろ、この原理で物事を見なければただの批判でしかありません。

TPPで得をするのは、まず、間違いなく輸出企業です。となると、中小企業よりも消費税の還付を受けている大企業は、まず間違いなく、推進派であり、自民党の支持母体でもあります。

しかし、では、大手製薬会社や医師会も自民党の支持母体のはずで、彼らが真っ向から反対を唱えないことにも、疑問があります。

1錠9万円が230円
ハフィントンポストの記事にリンク ↑
米製薬会社チューリングが独占的に販売し、一時は750ドル(約9万円:当時)もしたHIV薬「ダラプリム」と同じ薬効成分を持つ薬を、オーストラリアの高校生が1錠あたりわずか230円という低コストで作り上げました。
オプジーボだって、このようなものでしょう。とはいえ、開発費には、膨大な費用がかかることも想像できますが。

なぜ、自民党が強行採決をしてまでTPPを締結したいかの背景を調べる必要がありそうです。当面は、トランプさんが心変わりをしないことを祈るばかりです。

科学技術と言えば「もんじゅ

もんじゅ」が正式に稼働できれば、夢のエネルギーとなり、燃料を増やしながら発電してくれることになります。

そうなって始めて原子力は安価でクリーンなエネルギーになるという算段です。

ところが、失敗続きで1兆円もかけたのにろくに発電していません。失敗の先に成功が見えてきたのなら、それなりの成果と言えそうです。

成果も見えないのに茨城に実用炉を作ろうとしているようです。ただし、「高速増殖炉」から「増殖」を取り「高速炉」とするのだそうです。

さらに、「もんじゅ」を廃炉にしようにも、放射能に汚染されたナトリウムの処理の仕方が見つかっていないのだそうで、仮に政府自民党が廃炉としても実験は継続せざるをえないのだそうです。

ということで、科学技術だからと言って、このようなお粗末な話も有るわけですが、地元では金づるなので廃炉には反対をしています。

日本は戦争をしていないので、お金には余裕があるということなのでしょう。

知能指数や記憶力で馬鹿とか利口という測り方をすることには、きっと限度があるのだと思います。民主主義の結果として自民党しか選べないようなもので、偏差値そのものに大きな欠陥が有るような気がします。

「文殊」が知恵の仏だとするなら、「もんじゅ」は「文殊」とは全く異なり、何の福音ももたらしていないのが事実のようです。何の福音をもたらしていないということもなく、群がる政治家や業者にとっては、大いなる福音を与えたかもしれませんが、極く、限定的でしたね。

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