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科学的

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新型コロナウイルスをちょっと学んでみました

さぼ郎
さてさて、今流行中の新型コロナウイルスですが、どのようにして終息するのでしょうか?

第一次世界大戦のヨーロッパで、1918~1919年に流行したスペイン風邪ですが、2年間3波で5億人が罹患し5千万~1億人が死亡したとのことでしたが、このパンデミックはどのようにして終息したのでしょうか?

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結論を言うと、「集団免疫」が獲得されないと何波でも発生することは十分にありえることでしょう。

ワクチンなどの医療がなければ、感染して回復することで免疫を獲得していく以外に方法がないわけで、製薬会社はワクチンの開発にチマナコになっているわけです。

実は1918年のH1N1型のウイルスは、1957年のH2N2型のパンデミックが起きるといつの間にか放逐されたようですが、その原理は未だに解明されていないとのことです。

2003年に発生したSARSでは、感染から発症までの期間が短かったことと、重症化するまで他者にウイルスがうつらなかったことが幸いして、思いの他に広がりませんでした。さらには6ヶ月後にワクチンができたことも大流行を抑えることに繋がりました。

このまま主たる治療法が開発されなければ、徐々に幼児にうつり、徐々に抗体を持つ人々が増えて終息することでもあり、時間がかかりますが、かつてはそのようにして克服してきたわけです。

北海道大学の西浦先生は人との接触を8割減らせば感染の再生産数が0.5まで減らせると主張しています。ちなみに1.0を下回れば流行は収束に向かうとのことです。

世界では感染者数(PCR検査)と抗体検査の数には開きがあるようで、PCR検査での養成反応の数は、抗体を持つ人に比べてかなり少ないのが実態のようです。つまりは夢中になってPCR検査をしても、あまり意味があったようでもなさそうです。

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世界が集団免疫を持つためには、70%以上の人々に抗体があることが前提になるようですが、フランスの推計では5月初旬で推定値が6%としています。

ドイツでは、ある村の新型コロナウイルスによる死亡者数から推計して人口の2%にしかならないようです。

フランスもドイツも80%までは、ほど遠いのが実情のようです。

つまり結論は、このパンデミックは当分続くことは間違いがなく、ようするに「自粛」と「医療機関のキャパシティー」と「経済活動」のバランスで対応していく以外に方法はありません。

治療法が確立するまでは、以前と同じ生活をすることは、自滅を意味するわけですし、自滅だけなら自分で我慢するしかありませんが、他の人に感染させてしまうリスクを考えて行動するべきです。

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細かな話としては、「抗体を持つ」といっても、ウイルスのどの部分のタンパク質に対しての抗体であるかによっても感染力は異なるようですし、さらには個人差もあるようです。

海外では児童の感染が川崎病に似ているという報告も出だしていますが、今の所、日本で川崎病が増加しているという報告はないようですが、一部の人体において罹患することでサイトカインストーム(免疫の暴走)が起きるのではないかともされています。

フィンランドのヘルシンキ大学の呼びかけで、患者の遺伝子情報のデータべースを作ることで重症化のヒントをあぶり出そうという動きもあるようです。

ようは個人の問題に帰結しますが、ワクチンが開発されるまでは自然感染して抗体を持つくらいしか対応はできないのが現実ですので、極力、人が集まる場所には距離を置くことと、唾液が飛散するような場所には参加しないことを当面の指針として行動することが肝心です。

パチンコ屋をやり玉に挙げていた時期がありますが、パチンコしながら喋っている人は滅多にいないわけで満員電車同様に、さほど感染源にはならなかったのではないでしょうか。

やばいのは、主には「会社」と「飲み屋」と「カラオケ」ですね。

ちなみに、「COVID-19」は「新型コロナウイルス感染症」の名称で、「SARS-CoV-2」はウイルスの名称のことだそうです。

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