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大人の解決

さぼ郎
安倍総理の答弁では、800人の宴会なのに総額の見積もりもなく、来た人とホテルが個別の契約をして5千円を徴収していたという、ウソのようなウソの話を、まかり通そうとするのも、権力の驕りなのでしょう。

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なぜ、権力者は驕るのかというと、官僚という翼があって、初めて空を飛ぶが如くに様々なことが解決していくことを、愚かな頭に限って、自分に翼が生えたと勘違いし、自分の能力・知力の不足をも、翼の羽の広がりとして錯覚してしまうからなのだと思います。

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その原因は、おそらくですが「知能の低さ」だけではなく、「品性の不足」も大きな要因になる思います。

まとめると権力を持つことで「驕慢」になるためには、「知能の低さ」と「品性の低さ」が相乗的に作用するわけですが、だからといって知能が低くて品性が低くければ「権力」を持てるわけではありません。

だいたいのケースを見ていると、親なり祖父なりが大人物で、その権威による権力を、世襲するケースがほとんどのような気がします。

親・祖父が如何に傑出しようが、「平均への回帰」という摂理の力が働くことで、だいたい末裔は凡庸になっていきます。しかし、ご先祖の権威が生きていて、それにまつわる利権が張り巡らされていると、凡庸な末裔は労せず「権力」を手に入れることができますが、それすらも稚拙な頭では自分の実力と思い込んでしまう傾向がありそうです。

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で、そういう事を書こうと言うのではなく、ANAインターコンチネンタルホテルで開催した「桜を見る会」の前夜祭での総理の意見と違うことを野党に書面で提出している事に対して、大方の日本人なら「なぜ?」と逆に不思議に思えてしまいます。

つまりは、「なぜ、大人の解決をしなかったのだろう」と素朴な疑問が湧いてきます。厚生省の医官と不倫旅行をしたと揶揄されている高級公務員は、首相補佐官だそうですから、おそらく「ANAホテルに国税を入れると脅しをかけましょう」ぐらいのことは言っていると思います。

あるいはANAホテルの幹部が「出会い系バー」に出入りしているとかのリーク記事を読売新聞に書かせるなど、打つ手はいくらでもありますし、自民党からも「以降はANAホテルを使わない」などの発言が出ているから「大人の解決」をしたニューオータニは競争相手が自滅したから、さぞ笑いが止まらないところでしょう。

ANAホテルが「大人の解決」をしなかった理由として「外資」だからということがあるようです。

外資は、グローバルなルールのほうが現地の社会ルールよりも上位に位置するのだそうで、総額の見積もりを出さずに宴会を受けるなどは社内ルールを外れることになりますから、広報担当が大人の解決」をしていたら、社内ルールでアウトになる などと書いてある記事もありますが、とはいえ経済の原則が最優先でしょう。

本当にそうなのかは、ANAホテルが「野党への回答は一般論でした」といい出すかが見ものですけど、忖度することで利を得ることが「大人」なのか、忖度せずに利を失うことが「大人」なのかは、単純な正義論の話だけでは済みそうもありません。

現下の内閣という組織では、間違いなく「不正直者」が得をして、「正直者」が損をする組織であるわけで、東京大学法学部をトップクラスで卒業して、定年まで不正直者を通せば、その後の人生はパラダイスになるわけで、日本の頭脳と言ってもいい人たちは「不正直者」を演じ、愚かな政治家にかしずくことが「大人の解決」であるという選択をしています。

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範として見習わなければなりませんが、それには残念ながら知能が足りないようです。

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