自主調査
自主調査「防災の備え」
集計結果の掲載

本当に有難うございます。
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最近、岩手沖と青森沖で結構大きな地震が来ていますが、最も危険なのが房総沖だそうです。ここには3つのプレートが合流するポイントであり、ここのところ、大きな地震が起きていないそうで、関東に最も大きな影響を与えるようです。
昨年の12月19日に政府の地震調査委員会からの発表があったようですが、それによると、3つのプレートのうち太平洋プレートが従来よりも10キロ浅いことがわかったのだそうで、従来よりも地震の破壊力が格段に上がったことによる見直しがされたのだそうです。
最悪のシナリオとすると東京湾に5~6メートルの津波が発生する懸念も有るようです。そうなると工業地帯の燃料などが流出し、一面火の海になることも考えられます。
東京湾に近いところで大きな地震にあったら、ともかく、近くにある大きなビルの、少しでも上の階に「階段で」上がって様子を見るようにしてください。
以下に書いたまとめは長いので、お忙しい向きは分析ツールをダウンロードして下さい。
Excel「分析ツール」ダウンロード ↑
解凍キーは「150301」
基本情報





優先順位
重視の度合い
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準備の度合い
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どうも、「簡易トイレ」に人気がありません。
2軸4象限
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全体として見る限り、意識が高い項目は、それなりに準備もしているようです。逆に、「簡易トイレ」「当座の現金」は優先順位が低いようです。

3.11のとき、千葉県の佐原あたりもかなり液状化などの被害にあったようですが、トイレは復旧までに手間がかかり、大変困ったとのことでしたが、あまり意識されていないようです。
象限の移動

今回から付けた機能です。全体としての集計値に対して、1ページ目の質問項目で、それぞれが取りうる値において象限が全体とは異なる数を右列に表しています。
全体の傾向(10項目)に対して、「20代」「同居人無し」のグループは、それぞれ7項目の象限が移動しています。
全体:20代
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黄色反転が象限が異なる項目
全体対同居人なし
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黄色反転が象限が異なる項目
集計グループ間対比
凡例:青「自活1日」、赤「自活1~2週間程度」
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黄色反転が象限が異なる項目
7項目の象限に違いが出ています。1~2週間の準備を想定しているグループは、必要と思うものに対する準備ができているように思えます。当座の現金の必要性は、ものが揃っていればさほど必要もなく、また、物流が機能しなければ現金自体の価値も、あまりないのかもしれません。
ラジオの必要性を評価しているようです。確かに、情報源はモバイルかラジオになってしまいますので、ラジオは意外と重要な備品だと思います。

集計1:10年以内大震災来る 対 集計2:10年以内大震災来ない
意外に若い人のほうが、10年以内に首都直下型の大震災が来ることを予想しているようです。

集計1:10年以内大震災来る 対 集計2:10年以内大震災来ない
10年以内に大震災が来ると思っている人のほうが、防災訓練への参加意識が低いです。
自由回答
「3.11によって得た教訓あるいは考え方」として70件の自由記述を頂きました。それを、勝手に分類させていただきました。
「生き方(29)」「水食料(19)」「備え(19)」「家族(16)」「生活(16)」「住まい(7)」「出先(7)」「共助(5)」「情報(5)」のように分解してみました。

一番多かったのが「生き方」に関する記述でした。次が「水食料」と「それ以外の備え」です。便利を当たり前のものとして享受していると、それが止まることで受けるダメージは想像を絶します。
共助についての意見が少ないながらも出てきています。自助には限界があり、公助が機能するのには震災の規模にもよりますが、即座の対応はほぼ不可能になると、頼れるのは共助しかないわけです。
しかし、都会の生活で、隣に誰が住んで、何しているかなんてほとんど知らないわけで、共助が機能するようにも思えません。
また、「事業継続」の観点から書かれた教訓がありませんでしたが、常日頃の訓練が不可欠だと思います。
3.11のとき、IBMは、即座に営業キャラバンを作って被災地周りを始めたというような記事がありました。自ら、及び自分の家族を守ることは当然ですが、危機を機会に変えることも、とても重要な事だと思います。
いつ来るかわからないことへの備えは、とても難しいです。水も食料も消費期限があるので、期限管理をきちんとしないといざというときに使えないことも十分ありそうです。
冷蔵庫は電源が止まれば使用できなくなります。水があっても燃料がなければ、レトルト食品も食べられません。

トイレ同様に困るのが風呂だそうです。神戸の震災の時に、前に住んでいたところの町内会長が車を改造して簡易シャワーを取り付けて、神戸までボランティアに出かけていました。
詳しくは分析ツールをダウンロードし、Excelのオートフィルターを利用することで集計グループを作ることができます。
分析ツールのダウンロード
集計グループは、2つ作れますので、2つのグループを見比べることから、気付きが得られることを目論んでいますが、常に華々しい結果が出るわけでもありません。
また、自主調査の制約上、母数が甚だ少ないので、統計的な普遍性があるわけではありません。ワードクラフトと、なにがしらかの接点を持った人々の意見の集合としての結果です。
「指針盤」は、有償でお使いいただけるアンケートシステムです。Excelによる分析ツールも付属します。
従業員満足度、顧客満足度あるいは、学校の授業評価などに、ご検討ください。
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