をちこち
墨田区探訪
その前に、浅草ドンキホーテの店頭水槽に閉じ込められている「うつぼ」です。「ウツ」になっているなら「ウツウツボ」。動物園とか水族館なら、仕方がないとして、商業施設が客寄せに動植物を痛めつけるのは、いかがなものかとも思いますが、余計なことはめったに口にするモノではありませんね。
手ブレしていますが、夜のスカイツリーのさきっぽです。
同じく昼のスカイツリーのサキッポ。
言問橋から見た東京湾方面。今日の隅田川は、水量も豊富で流れも早かったです。どういうわけか、クラゲがたくさん北の方から東京湾めがけてたくさん、流れていました。
橋を渡りきってやおら牛嶋神社という辺りで、隅田川を見てみると「真っ赤なヘビ」が2匹、泳いでいたので大慌てで墨堤公園に降りて流れを辿って墨田区役所あたりまで下がってみましたが見つかりませんでした。
途中で、ベンチで休んでいるおじさんが「今日はクラゲがたくさん流れてくる」と話しかけてきたので、「言問橋から見ていたら赤いヘビがいたのでそれ見つけようと思って川伝いに歩いている」とお伝えしました。
「赤いへび」で検索したら「ジムグリ」というのが見つかりました。
「ジムグリ」の記事にリンク ↑
これぐらい赤かったです。何かの拍子に川に流されてしまったのでしょうか? 隅田川は護岸されているから、どこで岸に上がれるやら、、、。
こんなに「赤いヘビ」と遭遇したことが「幸運」なのか「凶運」なのかは、これからのお楽しみです。
墨田区役所のシンボルなのか、鉄で作った真っ赤な彫刻。建物が立派なだけに、彫刻が貫禄負けしています。
ビルの谷間から見えた「ウムコ」のサキッポ。
こんな看板。チョークで書いたっぽく描かれています。
「鮮魚・大澤」となっていますが、お名前は「遠藤傳治」です。大澤さんではないようです。分かりにくいですが、屋根にはムクリがつけられています。
銭湯・荒井湯の鬼瓦。
「ふ」。そこでしらべたら、分かりました。
「婦」を崩して作った平仮名だったんですね。この看板には「てんぷら」と「やぶ」があったので、面白いなと思って調べました。
「天理教 大教会 東本」というでかいお寺がありました。
天理教は幕末に「中山みき」というヒトが始めた新興宗教です。詳しい話は、天理教で聞いてください。
なぜ、天理教の写真を撮ったかというと、たまたま読んでいた「国家神道」の本にも天理教が登場し、国家神道との兼ね合いで悶着が合ったようですが、泣く子も黙る「新政府様」だったので、教義の一部(天皇陛下がありがたいのだと言うような内容)を迎合せざるを得なかったようです。
明治になって天皇の神格化を高めることが、新政府にとって都合が良かったわけで、明治になるまでの天皇儀式(宮中祭祀)の多くは、ひっそりと行われていたものが、明治になると盛大になります。
ところで戦争に負けて皇室祭祀令は昭和22年に廃止され、祭日は原則的に「祝日」となったのだそうですが、残骸が残っていて、
紀元節 2月11日 → 建国記念日新嘗祭 11月23日 → 勤労感謝の日春季皇霊祭・春季神殿祭 3月20日前後 → 春分の日秋季皇霊祭・秋季神殿祭 9月23日前後 → 秋分の日昭和天皇誕生日 4月29日 → 昭和の日明治天皇誕生日 11月3日 → 文化の日
などになっています。ま、国民にとってそれが国家神道やら日本会議やらとは関係なく、祝日だろうが祭日だろうが休みが多いことは嬉しいことではあります。
どこかの国の副総理がナチスがユダヤ人を何百万人と虐殺したことを「いくら動機が正しくても駄目だ」とおっしゃったとか。その言い方を借りるなら、「いくら動機が国家神道であろうが、祝日が多いことは大賛成」という辺りかも。ちょっと逆説的ですが。
「CRAZY」発見
日曜の朝9時からやっているカフェを発見しました。カフェオレ550円。なかなか美味しかったです。作ってくれたのが、ジャニーズ系のハンサムボーイ。東向島の生まれだそうです。
場所:

蔵前橋の直ぐ側ですが、少し引っ込んだところなのでとても分かりにくいと思います。
「旧陸軍被服廠跡」とは、横網公園内にあって、大正8年に赤羽に引っ越したので、跡地を公園にしたようです。関東大震災が起きると、家財道具を持ってこの公園に避難したので、その家財道具に火が移って東京市全体の半数近くの3万8千人が亡くなったそうですが、小池さんに言わせると、その数字とて、政治家の数字ではなく、学者に任せることになりそうです。「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」というのもあるようですが、小池さんの考えでは災害でなくなった方も、虐殺で殺された方も、死者としては同じで、その死者には追悼するのだから、あえて朝鮮人に虐殺被害者に追悼する必要はないという、小池さんの明確な政治信条によって、今回から敢えて追悼はしないようです。
CRAZYでは、結婚式のプロデュースで土日は盛況なのだそうです。10時までいれば、カップルが続々とやってくることを見られますよ と言われましたが、約1時間、粘っているわけにも行かないので、とりあえず、カフェラテを飲んで早々に退散いたしました。
CRAZYにリンク ↑
とってもお洒落な空間と接客の人々でした。
厩橋:
厩橋には青春の思い出があります。コジマ、タケウチ、オレ(もう一人いたかも)で酔っ払った勢いで橋桁の頂上に登って、てっぺんから隅田川眺めながら青春を語り合ったことがあります。橋の袂には交番があるので、いまなら軽犯罪で逮捕ですね。
この橋を渡ると台東区に戻ります。戻って、すぐに左に曲がると、洒落たお店が幾つかあります。その先が、泣く子も黙る、蔵前税務署です。どんな記録でも廃棄してしまった上に記憶も消してしまうヒトが長官の国税です。
「NUI」というバックパッカー向けのホテルですが、もとは倉庫だったような気がします。1階の天井が高くて、その空間をうまくデザインしているので、前に1階のバーに行ったとき、同行した人が言うには「台東区に居ながらにして港区」と言っていました。
その隣:「結わえる」
店頭に置かれているタンスの裏書きです。宇都宮大工町の周蔵さんが仕入れたようです。昔のヒトは誰でもこのくらいの字がかけたようです。AIだか、ビッグデータだかは知りませんが、人間は確実に劣っています。
字は人間の品性を表すと思います。どんなに賢くたって、どんなにお金を稼げたからと言ったって字が下手じゃ、品性は下劣でしかありません。
タンスの裏の板書きの写真を撮っていたら、通りかかったヒトが、「nui」を指して、「そこにはガイジンがいっぱいいるよ」と教えてくれました。
おまけ:
ショーウィンドウでは生きているシマヘビを売っています。お品書きを読むと、猿の脳みそとか、狐の舌とかも売っているようです。