自主調査
第10回「秩序が変わるかも」の集計結果<その2>
集計グループ
「指針盤分析ツール」は、何もしない状態で集計されているのが「グランドトータル」と「優先度」です。
グランドトータルは昨日、グラフを少し綺麗にして掲載いたしました。本日は、それ以外を機能の紹介を兼ねて掲載してみます。
優先度

総意として79名の関心を示しています。「トランプ大統領」「人工知能」「小池都知事」「天皇陛下」あたりに関心が示されています。

社会的影響については「トランプ大統領」「人工知能」「安倍政権の長期安定化」「ゲノム編集(遺伝子組換えも)」あたりが上位にいます。

桃色が「関心」よりも「影響」が高いと思うもの。水色が、その逆で「関心」よりも「影響」が低いもの。
どうも世間とのズレがあるようで、「SMAP」に関して関心も影響もない人たちが圧倒的に多いのには驚きです。だって、国民的スターってことになっていますから。
集計グループ
同じ単純集計であっても集計グループを対比させることで見えてくることも少なくありません。「指針盤・分析ツール」では、集計グループを対比させることで単純集計であっても、仮説検証に役に立つこともあります。

このl状態で「集計」ボタンをクリックすると(つまり、集計指示を指定せずに)、全体を集計します。

この集計は、「グランドトータル」のグラフ表現を変えただけでしかありません。そこで「集計」グループを作って対比してみます。

オートフィルターで「男性」を選んで、「集計1」をクリックすると、男性グループとして集計されます。同様に「女性」を選んで「集計2」をクリックすると女性グループが集計されます。
男性と女性を比べると

安倍内閣は女性の人気がいまいちです。

向学心は女性の方が高そうです。ちなみに、昨日のWBSでやっていた「ケイコとマナブの男女別習い事ランキング」では、
女性第1位 英語第2位 ヨガ・ピラティス第3位 フィットネスクラブ第4位 パン第5位 家庭料理男性第1位 英語第2位 簿記第3位 宅地建物取引士第4位 ゴルフ第5位 フィットネスクラブ
と、こんな状況です。趣味もありますが、習ったことで身を立てようというのもありそうです。英語で何をしようというのでしょうか。物事を考えるうえでは英語より日本語のほうが、抽象化レベルは上だと思います。
「憲法改正するべき」に関しては男性の44.8%に比べて女性は28.6%で開きが出ました。
「片付け」に関しては、

女性は「気が向くと片付ける」人が多いようです。「時々片付ける」と「滅多に片付けない」が同類とするなら、男性の63.8%に比べて女性は47.6%でした。やはり、女性の方がきれい好きといえるかも。

年金制度は女性の方がシビアです。
安倍政権を明確に支持するヒトと支持しないヒトで比べると

集計1は、「安倍内閣支持」グループです。集計2は「安倍内閣不支持」グループです。この違いは歴然です。
改憲≒安倍内閣
という感じですね。安倍内閣が長期安定政権であるということは、憲法改正の時期が遠くないということかもしれません。
といっても、憲法のどこを改正するかが、重要な問題点になります。どうも、憲法改正というと9条を改正するイメージがありますが、専守防衛は何があっても死守しなければ、先の敗戦の教訓を活かせることが出来ないわけで、それこそ、英霊が一番悲しむことと思います。
戦争経験もなく靖国を参拝する議員たちは、英霊たちの声をどのように聞いてくるのでしょうか?

安倍内閣支持派は「資本主義」と「民主主義」は両立すると考えているヒトが60.0%、その逆に安倍内閣不支持派は両立しないと考えているヒトが54.5%です。

第一次安倍内閣では年金は100年安心と豪語していました。安倍内閣支持派は年金は「そこそこ維持できる」が40.0%であるのに対して、不支持派は9.1%で、27.3%が破綻すると思っています。
20~40代(若年層) と 50代以上(壮年層)

この集計1は「20代、30代、40代」です。集計2が「50代、60代、70代以上」です。集計1を「若年グループ」、集計2を「壮年グループ」と呼びます。
分析ツールでは、どのようにしてグループ化するかというと、それぞれ相手のオートフィルターの「空白」を選択することで、結果として対象とするグループを選ぶことが出来ます。
若年グループで主要メディア(テレビ・新聞のこと)のニュースを情報源にしているヒトは41.7%に比べて、壮年グループは52.6%と10%の差がつきました。意外にラジオでも差がついています。そして、何と言ってもインターネットで12.3%の差が出ています。

圧倒的なのは、若年グループの安倍内閣支持です。逆に壮年グループは安倍内閣不支持率が高いです。

壮年グループは憲法はこのままでいいとするヒトが36.5%なのに比べて、若年グループは11.1%です。改憲は、実は若い人に浸透(48.1%)しているようです。

若年グループのほうが歳とともに滋味が増している実感を持っています。壮年グループになるとさすがに「因業」を感じているようです。
昨日も、メールで「因業」な人が周りにたくさんいるのに、自覚しているヒトが少なすぎとの指摘がありました。17.3%でも、人によっては少なすぎと思うかもしれません。

ちなみに「因業」とは仏教用語で、「何らかの結果を生む原因になる行為」と解説されていますが、「前世の悪業が原因で招いた性格や運命の意」から「頑固で思いやりのないこと」を意味するようです。ま、前世の悪行ですので、許してやってください。
<<前の記事 そして、まだ続く
- 浅草橋アンケート
- 自主調査一覧
- 指針盤とは
- 新東京都知事施策の評価
- 自主調査・第二弾
- 消費増税に関する生活意識
- 自主調査・第三弾
- 成長戦略 期待と実現達成への意向度
- サプリメントの利用実態・調査協力願い
- サプリメントの利用実態
- 自主調査 「読書の秋」
- 「読書の秋」調査結果 その壱
- 「読書の秋」調査結果 その弐
- 「読書の秋」調査結果 その参
- 自主調査「解散総選挙を問う」
- 「解散総選挙を問う」の調査結果
- 解散総選挙調査結果 <その2>
- 防災への備えを問う
- 自主調査「防災の備え」
- 自主調査 第八弾
- 【自主調査】下世話的関心度調査
- 好きな映画
- 好きな男優
- 好きな女優
- 好きな宣伝
- 【自主調査】ワタシの3本の矢
- 自主調査第9弾の続き
- 【集計結果】自主調査・23本の矢
- 自主調査
- 第10回「秩序が変わるかも」の集計結果<その1>
- 第10回「秩序が変わるかも」の集計結果<その2>
- 第10回「秩序が変わるかも」の集計結果<その3>
- 「指針盤」というアンケート&分析ツール