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頓活

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「窓割れ理論」と片付け

さぼ郎
きれい」ということは、どういうことでしょうか?
きれい」と「美しい」には、違いがあるでしょうか?

きれいなオフィス」と、「美しいオフィス」というと、前者は片付いていて整然としている感じですが、後者は色とか調度品とか装飾品などのデザイン性を指している感じがします。

では、「きれいな人」と「美しい人」とでは、どのように違うでしょうか?
根本的な違いはなさそうです。場面によって使い分けしているぐらいじゃないでしょうか。

きれいな文字」と「美しい文字」では、前者は端正に丁寧に書いた文字の感じがしますが、後者になると書道の有段者や平安時代の空海・嵯峨天皇・橘逸勢のような卓越した文字になる感じです。

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きれいな町」と「美しい町」というと、これはオフィスと同様に前者はゴミが落ちてなく清潔感があふれる町なのかなと思いを馳せますが、後者になると町並みが江戸時代のままであったり中世ヨーロッパを踏襲しているような町並みを想起します。

こんな動画がありました。



この動画は中国からの留学生が大阪の御堂筋の道路にゴミが落ちていないことに驚いて通行する人にインタビューをしています。

3人目のご婦人の答えの中に、「ゴミ箱を置いていないから」というのがありました。なまじにゴミ箱を置くと、そこにゴミを入れていき溢れても知らないフリでゴミを置いていくことになります。

また、ご婦人は「だれでも片付ける習慣がついたらきれいになる」とのことです。「汚ければもっと汚くなっていく。部屋を片付けなければ、どんどんものを置いていく。整然としていれば、きれいにするわけで、それだけのことだ」とおっしゃっています。

このことは、「割れ窓理論(Broken Windows Theory」として言われていることで、スラムなどで窓が割れたまま放置されると、そこからモラル低下が始まるというような理論です。

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町にゴミが捨てられていると、
自己規制意識が低下し、『没個性化』が生じる。その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、周囲に感染していく
ということだそうです。

文書管理やファイリングの本などに「整理」と「整頓」は違うなどと、まことしやかなお話が必ず掲載されていますが、探す時間のコストや、無駄な書類のスペースなどの問題もあるでしょうけれど、基本は「窓割れ理論」をしつけ(事業所の文化)として定着させれば、「きれいなオフィス」は維持できることになり、結果として探す時間の短縮や無駄なスペースの排除ができてくるのだと思います。

目的」は「きれいなオフィス」を作ることで、「結果」としてコスト効果やその他諸々ということなのだということをワードクラフトの「頓活」は主張いたします。

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