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先進国、新興国、途上国

さぼ郎
新貿易立国論」という本に「先進国、新興国、途上国」という言葉が定義もなくたくさん出てきます。

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そこでwikiで調べてみました。

先進国

先進国の定義には単一のものがあるわけではなく、曖昧である。明確な認定基準がないため、定義する国際機関によっても異なる。
経済協力開発機構(OEEC)と国際通貨基金(IMF)による定義があるが、微妙に異なっているようです。内閣ではIMFの定義を若干カスタマイズして39カ国としています。

ありていにいえば、「高度な工業化を達成し、技術水準ならびに生活水準の高い、経済発展が大きく進んだ国家のこと」あたりの、ちょっと曖昧さが残る定義が基本にあるようですが、
工業や科学技術で他国より先行しており、生活・健康・教育・インフラ整備などの水準が高く、政治的に自由で安定している国を指す。
あたりをヨスガとしているようです。

新興国

国際社会において政治、経済、軍事などの分野において急速な発展を遂げつつある国のこと。
現在の超大国とされるアメリカ合衆国や経済大国と呼ばれる日本も20世紀の始めは列強に比べて「新興国」といえるし、古いヨーロッパと呼ばれるフランス、ドイツも新興国だった時期が歴史上あった とも書かれています。

1990年代までは、経済よりは政治的・国際的な意味での新興の国ということであり、主としては植民政策からの独立した国を意味していたが、仕事なっていったようですが、2000年代に入って冷戦終結後に急速に経済力をつけてきた発展途上国を指す用になってきたとされています。

代表格がBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)で、その次に控えているのがNEXT11(イラン、インドネシア、エジプト、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、大韓民国イラン、インドネシア、エジプト、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、大韓民国)です。

途上国

経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)が作成する「援助受取国・地域リスト」(DACリスト)第I部に記載されている国や地域が該当する。
東南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、オセアニア、東ヨーロッパ、NIS諸国の国々に多い。近年の急速な経済成長から新興国や中進国と称される国がある一方で、後発開発途上国に指定される国もあり、一言で「開発途上国」と称しても国のあり方は多様である とも書かれています。

ようするに、被っている部分もあったりして、明確にどこの国がどの分類に入るというわけでもなさそうです。

では日本は、いつから先進国になったのでしょうか?

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そんな質問に対して、Kamiya Eiichiro, コントロールデータ・ジャパンに勤務 (1971-1989)という方が2019年8月31日に以下のように回答しています。
1次大戦後、ヨーロッパは疲弊し、日本は漁夫の利を得て軍事大国になりました。国際連盟が発足し(1920年)、日本は常任理事国となっていますから、この時点では歴とした一流国ですね。ただし「先進国」としてはまだ経済が追い付いていなかった。
先進国として世界から認められたのは「第1回先進国首脳会議」(1975年)のメンバーとして呼んでもらった時からでしょう。
1975年って、昭和50年です。先進国日本ですが、貿易で見る限り凋落の一途をたどっています。その原因が「新興国・途上国」にあることは明確で、これらの国々の工業力が先進国を凌駕しだしているという事実があります。

部品等中間財は先進国が提供しているという自負があるかもしれませんが、そのウェートも徐々に侵食されだしています。

しかし、むしろその現象を「回帰」とする見方もあるようです。

1820年、中国・インドの人口は世界の52%で、GDP 42%だったのだそうです。このあたりからイギリスを始めとして産業革命が起きると、その工業化に関わる情報格差が直接の要因として経済成長の差となっていったとしていますが、情報格差だけではないような気もします。

情報を有効に活用できた背景として、日本が台頭できたのは「教育」や「社会制度」も大きな要因だったでしょう。今の安倍・麻生さんのような世襲があたりまえの社会であったなら、おそらく発展することはできなかったと思います。

幕末あたりから有能な人材の登用が不可欠な情勢があったからこそで、新しい時代を迎えることができたわけです。

1980年時点で、かつて人口の52%、GDPの42%を占めた中国・インドのGDPは4.5%(ほぼ10分の1)にまで落ちてしまっています。

ところが1990年代に入ると、情報通信技術などの発達により産業技術の共有が図られることで様相が大きく変わってきています。そして、なにより経済を支える人口の多さが、先進国との大きな違いがあり、新興国・途上国の台頭は必然であると言えそうです。

逆を言えば、先進国は時間の中で「元先進国」という「衰退途上国」になっていくのでしょう。ここの分かれ目は、なんといっても人口の伸び率でしかありません。

人口の伸びる要素がまったくない日本では、「元先進国」として、どのように衰えていくのかをちゃんと計略しなければ、残るのは借金だけになりそうで、最終的に採択すべき政策がデノミになる公算は、決して皆無ではないと思います。

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高度成長期前に手に入れた親の財産で、リッチな生活をしていそうな能力不相応な人々を多く見かけます。BMWやレクサスに普通のサラリーマンが乗れるはずもなく、おおかたが親の財産で贅沢をしているとするなら、どこかでチャラにするような、いわば「宿命」が作用するような気がします。

でなければ「革命」。しかし、今の日本で、そのエネルギーはなさそうですし、人材もいないようですから、いつの時点になるのかは不明ですが、「破綻」のシナリオが一番現実味があるように思います。

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いまさら、人口減少社会において「経済成長」というシナリオの確率が現実としてあるのかは不明です。おそらくないでしょう。

高齢社会であることを取り上げますが、同時に進行しているのが「経済衰退」であることを、直視しなければならないところに差し掛かっているのも、時間の中のめぐり合わせです。

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