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日本の置かれている現状

さぼ郎
「日本人はノーベル賞を取れなくなる?進む科学技術力のちょう落」という記事がNHKのwebサイトに上がっていました。

ノーベル賞
「ノーベル賞が取れない警鐘するNHKの記事」にリンク ↑

ノーベル医学・生理学賞の受賞者、大隅良典さん、物理学賞を受賞した梶田さんが言うくらいだから、きっと本当のことなのでしょう。なんていったって、ノーベル賞ですから。

「これまではどんな研究テーマも奨励されていたのが、昨今は『役に立たない研究は自分でやれ』と言われるまで悪化しています」とは、徳島大学の古屋玲准教授。
地方の国立大学から研究の灯が消えようとしている。そして日本の科学アカデミズムが危機に瀕しているとの指摘は、海外からも寄せられている。
徳島大学
記事「日本のアカデミズムは危機にある」にリンク ↑

『ネイチャー』2017年3月23日号では、日本のアカデミズムは失速しつつあるとして特集を組んでいるようです。

この記事によれば、国立大学の研究者への研究資金は、「運営費交付金」と「競争的資金」なのだそうですが、国は運営費交付金をらしつつも、競争的資金を増やしては来ているようです。

しかし、運営費を削られるため職員を「任期なし雇用」から「任期あり雇用」に切り替えているのだそうです。この「任期あり雇用」により、若手研究者は基礎科学に腰を据えて取り組みことができなくなってしまっているようです。

国側と研究者側には、両者の言い分があるのだとは思います。しかし、かたやカミオカンデには数百億円の投資もしているわけで、挙げ句には軍事研究にも予算が出るような事になりつつあるようで、いまの安倍政権およびその取り巻きからすれば、加計学園のための規制改革には「忖度」が働くようですが、本流への将来を見据えたあり方には、あまり興味がないのかもしれません。

大前研一
「日本は美しい衰退へ:大前研一」の記事にリンク ↑

大前研一さんの意見によれば、日本の前途には衰退しか無いと断言しています。アベノミクス及びクロダバズーカは20世紀の景気刺激策で、お金をダブつかせても国内景気は不要せず、余ったマネーは途上国への投資とか、株に流れ込むだけのことで、実態と金融が乖離していると指摘しています。

さらに、
未上場で想定時価総額が10億ドル以上の企業をユニコーン企業と呼びますが、米国には108社あり、中国にはなんと58社もあります。
それに続くのは英国やドイツで10社程度ですが、日本には数社(メルカリ、DMM.com、プリファード・ネットワークス)しかありません。世界10大ユニコーン企業を見ても中国企業は4社もランクインしていますが、日本の中でこれから世界へ躍り出るような期待値の持てる会社がほとんど見つからないのです。
というような状況です。

技能五輪」、中国は金メダル15個で史上最高成績

技能五輪
技能五輪、中国は金メダル15個」にリンク ↑
中国人力資源・社会保障部の発表によると、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ(Abu Dhabi)で行われていた技能五輪国際大会で中国代表が金メダル15枚、銀メダル7枚、銅メダル8枚を獲得し、国別のメダル獲得数で初の栄冠を手にした。
対する日本は金メダル3個、メダル総数で9個がやっとでした。これが、モノづくりニッポンの現状です。

アベノミクスで、どの方向にむかっているのかは全く先が見えない状況ですね。自民党の中で自浄作用が働けばいいのですが、本当に人材がいないものなのか、安倍さんが総理を辞職することで、既定路線とは全く別の救世主が綺羅星のごとく現れるのか、どちらにせよ、現状より悪くなることはないように思います。

少なくとも人口が増加しない根本的な原因は、時代の流れであろうがなかろうが、国家が衰退することは間違いのないところです。

笑止

そこに真剣に立ち向かうことなく、憲法改正だなんて笑止千万!

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