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「御御籤」とか「御不浄」とか

さぼ郎
浅草橋の駅のそばにある「銀杏岡神社」の御神籤を引いてきました。
源義家公 奥州征伐のため下向の折、当地で休憩中川上より銀杏の枝が流れてきた。義家公はその枝を丘の上にさし立て「朝敵退治のあかつきには枝葉栄うべし」と祈願した。奥州平定の後再びこの地に帰り至ったとき銀杏が大きく繁茂していたので公は神恩に感謝し太刀一振を捧げ、八幡宮を勧請したのが、康平五年(1062)で当社の創祀と伝える。
とあります。

なぜ、「」とついているのかは不明ですが、鳥越神社も蔵前に米蔵作るときに岡だったものを削ってしまったと書かれているので、もしかすると、銀杏岡神社もそんなことで削られてしまったのかもしれません。

で、その銀杏岡神社で「茅の輪」をやっていて、アベックがやり方見ながら輪っかをくぐっていたので、それをやろうと思ったのではなく、銀杏岡神社の御神籤を買おうと思った次第です。

茅の輪」を調べると「大祓」が出てきて、長い説明になります。ようは、「半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願う」ということのようです。

銀杏岡神社の御神籤は「金運」と「勝負運」の2つを組み合わせる御神籤で、しかも、それぞれが金属で、なんだかとても価値があるようで嬉しい御神籤なんです。200円。

結果発表

金運
勝負運

という表紙に包まれています。

籤

籤の結果は「大吉」です。これ以上がないから、後は転落するだけです。「方向を誤ると大凶に転落」だそうです。

健康運は「病気は医師の指示に忠実に従うこと。やがて全快する」とのことで、ラッキー!って感じです。仕事運は「新しいことは見込みあり」だそうです。

で、お守りはこれ。

お守り

この解釈は、

金運

ワタシは「弁財天」だから、「財福の女神」だそうですが、だから何なのかは不明。

勝負運

勝負運は、「昇鯉」で「勝利運上昇」だそうです。

と、このように、銀杏岡神社の御神籤は楽しめます。

おみくじ

おみくじ」で変換すると「御神籤」と出てきますが、「」を「」と読ませていますけど、お寺だと困ります。明治時代に神仏は分離させられたはずですから。

御御籤」とすると、尊敬の接頭語が二重化されてしまいます。そもそもは、古代においては、なにか決めごとをするために神の意志を占うために籤引きをしのだそうです。

元三慈恵大師良源上人
wiki「良源」にリンク ↑

現在の御神籤の原型は「元三慈恵大師良源上人(912~985)」の創始だそうです。身分も高くはなかったのだそうですが、座主まで出世しているのですから、相当な人物だったことが推定されます。

浅草寺では、賽銭と御御籤で回収した硬貨をフォークリフトで運んでいます。これが非課税だから、良源上人様様で笑いが止まらないのでしょう。

「御」という尊敬の接頭詞

御不浄」という言葉があります。「不浄」という穢れに尊敬を表す「」をつけています。

御不浄

不浄」を調べてみると、仏教では人間を3つの局面、即ち不浄相苦相無常相からとらえているのだそうです。ずいぶん、ネガティブです。

オシッコやウンコをする場所を提供してくれていることへの感謝の意味で、「」をつけたのでしょうか。そのへんは詳しい情報が見当たりませんでした。

御御籤」も「御不浄」も、いつも不思議な「」だと思っていましたが、謎が解けたわけではありませんが、とりあえずは「大吉」なので良しとします。

九相図

おまけになりますが、「九相図」というのがあって、人間が死ぬと9つの相を経て骨になるのだそうです。つまりは、肉体は、死ねば腐る「不浄」なもので、また、死は必ず訪れるという意味で「無情」なものだという解釈のようです。

九相図
「九相図」の詳しい記事にリンク ↑

昔見た写真集で、インドの写真だったのですが、九相図同様、人間が犬に食べられていて、その写真に「インドでは犬に食われる自由もある」というようなタイトルでした。

日本でも、かつては犬に食われる自由があったようです。それが「無情」なのかは明です。

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