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科学的

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地球温暖化とCO2

さぼ郎
大気中二酸化炭素の濃度は0.04%だそうだ。だから、「これが2倍になっても騒ぎにするほどの影響はない」とすることを主張する人がいる。

有名な人としてはトランプ大統領。

温暖化をテーマにしている科学論文の97%は、人間活動によるCO2増加が温暖化の主な原因であることを前提にしているのだとか。だから、それが正しいというわけでもないけれど。

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図は、気象庁の「二酸化炭素濃度の経年変化」という記事からパクりました。
https://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html
これを見る限り30年で二酸化炭素が2割増えていますが、気温は線形的には上がっていないようにも見えます。

IPCC(The Intergovernmental Panel on Climate Change)
気候変動に関する政府間パネル
国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構
このパネルでの結論は「曰く、不可解」であり「科学的不確実性」の範囲には、いろいろな要素が複雑に絡み合っていて、過去の気象現象をつぶさに説明できるところまで、科学として解明できているわけではないようです。

一つの仮説として二酸化炭素が増えると温暖化する。温暖化すると水蒸気が増えることで温室効果が増幅される というようなものであるが、二酸化炭素が増え続けていても温度が線形的に上昇しているわけではなく、それを説明できるモデルが無い。

当然、二酸化炭素による原因もさることながら自然現象による温度上昇のほうが大きなインパクトを持っているとする推計もあるとのこと。

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図は、IPCCによるものですが、これを見ると1880年から1910年までの寒冷化、1910年から1943年までの急激な温暖化、1943年から1976年までの寒冷化、1976年から1998年までの急激な温暖化などに対する要因分析が科学的にモデル化ができれば、もう少し断定的な議論になるのでしょう。
大気ではインドネシア付近と南太平洋東部で海面の気圧がシーソーのように連動して変化し(片方の気圧が平年より高いと、もう片方が低くなる傾向にある)、海洋では赤道太平洋の海面水温や海流などが変動する
このような自然現象を大気から見れば「南方振動」、海洋から見れば「エルニーニョ」と呼ぶのだそうですが、直感的には、これらの相互作用が温暖化に対する寄与が7割位で、温室効果ガスの影響は3割位ではないかとする説もありますが、定量化できているわけではありません。

観測値と循環モデルが一致すれば、温暖化の原因要素も特定することができるようになりますが、まだまだ時間がかかりそうです。

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実は、現状の大気循環モデルの予想よりも21世紀に入っての気温上昇は止まっていると言えるのだそうで、この現象を「ハイエイタス」と呼ぶようです。

この現象は、
1980~2010年までの10年ごとに、全球平均地表気温変化に対して内部変動はそれぞれ47%、38%、27%寄与していた
とのことで、つまり、人為現象の増加に伴って自然現象の影響が減ってきていることを示しています。

21世紀に入ってから温暖化が停滞しているようですが、海洋深層の温度が上がってきているというデータもあるようで、人為現象と温暖化が全く真関係であると断ずるのは軽率に過ぎる気もしますが、グレタさんのように因果関係がスッキリと解明されないうちに、断定的に断罪するのも反発を招くでしょう。

自動車の排気ガスに規制をかけたことで、都心の空気は確実に清浄になっています。ハイブリッドの自動車も増えていますし、願わくば水素の時代が来ればいいなと思っています。

有限の化石燃料や、放射性の燃料に頼ることなくエネルギー問題が解決できることが一番望ましいわけですが、いささかであれ懸念のある問題を軽減していく姿勢は必要なことで、国として率先して取り組んで行ってもらいたいものです。

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