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数値分析とマーケティング

さぼ郎
人々はみんな、実際に"それ"を見るまで、"それ"が欲しいかなんてわからないものなんだ。
だから私は、市場調査に頼らない。
私達の仕事は、歴史のページにまだ書かれていないことを読み取ることなんだ。
有名なスティーブ・ジョブスのマーケティングに対する考えを述べた言葉です。

ジョブス
wiki「スティーブ・ジョブス」にリンク ↑

iPhone」は、画面タッチが見つかれば、ほぼ、流れからすれば必然だったようには思います。もちろん、docomoでは「iMode」なんて言葉で嬉々としていたのだから、電話屋がiPhone」という言葉にたどり着けなかった時点で、それがdocomoの創造力の限界なのだろうとは思います。

インターフェースとしては、「iPhone」よりも、強烈だったのが「iPod」です。

iPod
wiki「iPod」にリンク ↑

このインターフェースをみて、驚き、感動しました。歴史に1ページが書き加えられたと感じました。

例えば、モーツァルトやベートーヴェンが、「聴衆が望むモノを提供しよう」などと考えて創作したわけではない。

むしろ、彼らが世に出した音楽により、後世の人々の音楽観が作られているわけです。

ようするに「啓蒙」と「迎合」の違いのような気がします。で、マーケティングとは、「いかにして迎合するか」を実践するための効率的手法のことだと思えばいいのでしょう。

とはいえ、今の日本のような、低欲望社会において、何をした所で需要喚起なんて、できることでもないような気もします。

欲望

マーケティングの手法について考えを述べているサイトはたくさんあります。特に、インターネットになってから、自称マーケッター(自称カリスマも含む)は雨後の筍どころの数ではありません。

コピーライターなんて仕事もあるようですが、これも、学べばお金が稼げるようになるとは思えませんが、堂々と、安くもないお金で怪しげなセミナーやらレクチャーをあっちこっちでやっています。

ようするにインターネットによって、怪しい仕事が増えていて、本来のマーケティングが為すべき領域の仕事ではなく「需要喚起」を合言葉に、「ユーザの声を聞け」「悩みを知れ」、そのための分析手法を教えます的な、安易な指導者がとても増えている気がします。
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
wikiによるマーケティングの定義です。

その昔の西暦1200年に生まれた「道元」という人がいました。禅宗がどういうもので、曹洞宗や臨済宗の違いがなんなのかなど、全くわかりませんが、自然との同化を実践していたようなのです。

秋

ほぼ、辞世に近いと思われる和歌では「また見むとおもひし時の秋だにも今宵の月にねられやはする」と詠んでいます。現在の暦で9月22日に入滅しているので、秋の月を見ながら死を迎えようとしているのでしょう。

回向返照の退歩を学ぶべし。自然に身心脱落して本来の面目現前せん。

回向返照」とは、「自らの光を外に向けて輝こうとするのではなく、内なる自分へ向けて心の中を照らし自分自身を顧みること」とのことだそうです。

要するに立志出世を望むことに全力を上げることで、自分自身が変質・変容していくことに気が付かない。

この「回向返照」に通じる言葉として「身心脱落」があります。あらゆる自我意識を捨ててしまうことで、病や老い、死などの現象をあるがまま、そのままに受け容れる境地だそうです。

鎌倉にある石碑にも「只管打坐」という言葉は、ひたすら座禅を組むことを意味しているようですが、人間は修行を積むことで仏になるのではなく、人間そのものには仏性が備わっているのであって、回向返照身心脱落することができさえすれば仏になれるのだということのようです。

いまさら、仏になろうなんて虫の良いことは思いませんが、「マーケティング」「コピーライティング」などという軽薄な横文字に踊らされて、競争社会だかなんだかはわかりませんが、意味もなく競争し、負けたり勝ったりする生き方に警鐘を鳴らしているのでしょう。

それがなりたい自己ならそれはそれでオッケーですが、やりたくもない仕事を生活のためと称して自己欺瞞に陥るようなら、どこかで立ち止まることも必要なことかも知れません。

顧客が真に求める商品やサービスを作り」とはいうものの、テレビなどを見ていれば、視聴者が求めてるタレントが自然発生的に誕生するのではなく、寡占状態の中で暴露を上げることでスターを作っていくことがまざまざ見てしまいます。

つまりは、「顧客に真に求める商品やサービス」などは、ほとんどなく、「あなたが欲しいのはこれだよ」と刷り込むことが、市場を形成しているようにも思えます。

今様

コピーライティングと言えば、和歌や今様では、僅かな文字数のなかに「地水火風空」「木火土金水」の五大五行を語れるのですから、なにも今更横文字にして改めて学ぶこともなさそうな気がします。

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