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マイナス金利にみるスウェーデン

さぼ郎
スウェーデン

2017年5月12日のモーニングサテライトで、元日銀の審議員だった白井さゆりさんがスウェーデンのマイナス金利を日本と比較してお話していました。

日本でも鳴り物入りで選ばれた黒田総裁が、鳴り物入りで導入したマイナス金利ですが、同じくマイナス金利を行っているスウーデンとでは、随分結果が違うようです。

そもそも、マイナス金利とは当座に預けてある金融機関のお金に対して、民間銀行が中央銀行に利子を払うことをいいます。

マイナス金利

その規模と範囲を見ると、金利はスウェーデンのほうが大きい。適用規模もスウェーデンのほうが規模が大きい。

運用

にも関わらず、自己資本収益率は圧倒的にスウェーデンのほうが大きいです。これが、中央銀行の能力の差なのではないかと思うのです。

その大きな理由は「電子マネー」なのだそうです。

電子決済のシステムを銀行が開発していて、多くの国民が電子マネーを使うのだそうです。そうなれば、まず、銀行には支店が要らなくなるためコスト効率を大幅に向上させることができるわけです。

マイナス金利にしたことで、日本では現金をおろしてタンス預金刷る金額が増えていますが、スウェーデンでは、特段、現金の引き落としが増えているわけではないようです。

さらに、国の金融政策を外部に依頼して評価しているのだそうです。

北欧の全てがいいと思うほどに北欧のことを知っているわけではありませんが、本当に日本が先進国なのかなという素朴な疑問を払拭することは出来ません。

すくなくとも、政治を見る限りでは、とても先進国だとは言えないように思えません。

その大きな原因は「小選挙区」という民主主義のあり方のような気がしますが、この小選挙区」で一度政権を手にすれば、かの民主党のような愚かな政党出ない限り、自民党が内部崩壊するまで、勝ち続けることができるわけです。

選挙

日本は先進国を標榜していますが、政治家は世襲議員が跋扈しています。どんなに優秀な家系であってもせいぜい、3代か4代で続かなくなることは科挙という制度を見ても分かることです。

東京大学も3代続くことは、結構珍しいとも言われています。

つまり、世襲するなら象徴(シンボル=権威)にして、なまじ実権を持たせるべきでは無いのは天皇制をみても自明のことです。実際に、日本の貴族は、上級・中級は厳然とした世襲でしたが、実務は下級貴族が中心で行っていたようです。

上級貴族は政策の概念を伝えることで下級貴族が前例を調べ、様々な状況を勘案して実現可能な政策にしていったわけです。

しかし、下級貴族は、研鑽を積むことで多少は親の階級より上に行くことはあったとしても世襲はしなかったようです。このことは、中世になって天皇(実際には上皇)が政治に介入するに及び、下級貴族の抜擢が増えているようです。

つまり、世襲するような連中には(例外を除き)実務能力は低く、「権威」だけを持たせる。「権限」までをもたせることには弊害があった。権限は実務能力のある連中に依存するけど、実行するためには権威が不可欠であるという構造で、政策を行っていたようです。

翻って世襲議員である安倍さんは、世襲であるがゆえに政策を緻密に考える能力が不足(欠如?)している。性格も、本人が思っているほどには強くない。にも関わらず、総理大臣という権威と権限を手にしてしまっているので、いささか不足気味の知能であるが故に、自らを「全知全能」であるかような思い込みをしているような気がします。

日本が、名実ともに先進国になるためには、まず、政治を変えなければ成らないことは自明で、その具体策として「小選挙区」制をやめて「中選挙区」制に戻すことから始めるべきと思います。

国会
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内閣に人事権を含め権力を集めることは、方向として間違っていないと思いますが、完全な透明性を確保しない限り、いまのような「」の中で物事が決まっていくこととなります。

こんなこと一つをクリアに出来ない連中に、国歌の最高権力と権威を与えていることからしても先進国には、まだ遠い感じです。

世襲議員が跋扈すること自体、まだまだ未熟な社会であり、先進国を標榜するには、道半ばという気がしますが、有権者が何を努力したところで、今の政治には変化は望めず、選択の余地もありません。

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