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プロダクトローンチ <その7>

コンセプト編

さぼ郎
サバでマグロを産ませるという話を2007年にインターネットで見つけて、どういう趣旨なのかを知る前に、とても嫌な印象を受けました。



概要は、サバの稚魚(免疫が確立する前)にマグロの精源細胞を移植すると稚魚に作られた精巣や卵巣のマグロの精源細胞が定着する。しかし、この稚魚はいずれ成魚になるとマグロも産むけれど、サバも産む。

そこで、受精前の卵を加工することで不妊のサバをつくり、そのサバにマグロの精源細胞を移植すると、サバ同士が交配してもマグロしか生まれない。

なぜサバを使うかというとマグロに近い種である(といってもヒトとチンパンジーとの距離からすると、1.5倍ほど離れているらしい)ことと、成長が早いこと。

マグロ

とまぁ、クロマグロが絶滅危惧種になりつつあるので、サバでマグロが作れて、それが養殖可能にでもなれば、とりあえず、すしネタには困らなくなりそうです。が、本当にこんなことをしても摂理に反していないのか、とても嫌な印象を払しょくできません。

ということで、プロダクトローンチの最終編として「コンセプト」を取り上げいました。

オプトもコンテンツも重要だけれど、やはりコンセプトが全てだよね という話です。

コンセプトと商品がマッチしていなければ販売につながらない。とはいえ、コンセプトはないものを見せることはできない。

そもそも、コンセプトとは何かというと、
①ターゲット
万人を対象とするのではなく「絞る」「ずらす
必要なのは「新しさ
②ベネフィット
消費者の充たされない欲求を見つける
顕在だけではなく潜在している「不満」「要望」を見つけ答えを導き出すことが必要
③メソッド
新しいやり方、あるいは組み合わせで対処する

例えば「スマホコンサルとして月収50万を稼ぐ」というコンセプトでコンサルタントの養成講座を作ったとして、競合が横並びになってくると、「スマホ×LINEコンサル養成講座」にするような「新しさ」の注入をしていくことが重要。

化粧品の単品通販をするなら、
①ターゲット
一人でインターネットをとかって1個の商品を販売する人を代理店として展開する

②ベネフィット
ネットビジネスでは来年が読めないがリアルビジネスは積み上げていくことが可能である。化粧品の単品販売なら商品がよければリピートにつながる。

③メソッド
在庫は不要。販路を開拓し確保すればノーリスクでリピートする都度にチャージが入る。

コンセプトを作るとき、視点をずらしてみると見えてくるものがある。例えば「女性」の悩みを「男性」に適用してみるとか、「若年」に流行っているものを「高齢者」にもっていってみるとか、組み合わせを変えて「当たり前」を考え直してみるのも方法の一つとなるようです。

世の中で「稀有」なものや「斬新」なものばかりがヒットするわけではないですよね。つまり、「」があるものがヒットするのではなく、ヒットしたものが「」になるなんて、芸能の世界を見るとよくわかる構図です。

どうしても商品を開発したり製造したりしていると、自分の商品の「優位性」を追及し、「比類」のないことをコンセプトとしてしまいがちですが、市場は比類のない斬新なものばかりを求めているわけではなさそうです。

市場の形態によりますが、販路を「エンドユーザー」開拓で展開している商材を「中間とりまとめ」をしてくれる個人と代理店契約して展開できるなら、1拠点を確保すると1点しか販売できなかったものが、1拠点を確保することで10点でも100点でも販売できるような構図もあり得るわけです。

自ら持っている商材の販売コンセプトを見直して、売り方を変えてみるのも一つの方法になることもあり得るわけです。

7種類
「7種類のプロダクトローンチ」にリンク ↑

まとめ

物(あるいはサービス)を売るということは、やはり「執着」が不可欠だと改めて気付かされます。

その「執着」は、自分たちの作った物やサービスに対してではなく、「売る」ことに対してです。

インターネット

インターネットが通信インフラとして一般化することで何が変わったかといえば、「コミュニケーションの速度」「コミュニケーションのコスト」「双方向性」「動画や画像を使った伝達方法」「記録性」「検索性」などでしょう。

単にインターネットをメディアとして利用するのではなく、これらの特性を生かした販売方法を考案することで、売り方も変わってくるし、同時に買い方も変わってくるわけです。

ジェフ・ウォーカーのいう「プロダクトローンチ」では「シーケンス」「ストーリー」「トリガー」の3つを要素としています。

シーケンス」とは「連続性」のことですが、ようはシナリオのことと思います。コミュニケーションの計略的な連続性。

そこには、「ストーリー」が不可欠です。ジェフ・ウォーカーは3段階としています。「」「」「」をストーリーとして構成するわけです。

そして「トリガー」が「」に位置付けられます。ジェフはトリガーとして9つの分類を上げています。

権威」「相互関係」「信頼」「期待」「好感」「イベント性」「コミュニティ」「希少性」「社会的価値

ジェフがいう「ストーリー」の部分を「教育」に置き換えたとしても、端的な話、壇上の賢人が「日本中世の自由と平等」を熱弁したとしても、販売という経済活動においては、ほとんど方向性を異にしてしまいます。

「プロダクトローンチ」の無料セミナーにおいて格言を耳にしました。結構、有名な格言のようですが、ワタシには斬新でした。

《「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント 》
行動すれば次の現実、行動しなければ今の現実

《キッシンジャー》
どこに行こうとしているかわかっていなければ、
どの道を通ってもどこにも行けない

優れたマーケティングのなすべきことの一つとして、
自分にとってふさわしい人間を引き付け
それ以外は追い払う

とジェフは言っています。相性の悪い見込み客やクライアントに時間や精力を割くのは、人生に限りがある以上、無駄であるわけで、同じ努力をするなら、まだ遭遇していない<相性の合う>見込み客や協力者の開拓にエネルギーを注ぐべきなのでしょう。

仲間

また、そうしたこともインターネットを効率的に使うことで実現しうる時代にいることの優位性を十全に活用するべきなのだということでした。

起承転結(wikiからの引用)

: 大阪本町 糸屋の娘
: 姉は十六 妹が十四
: 諸国大名は 弓矢で殺す
: 糸屋の娘は 目で殺す

これは頼山陽が弟子に漢詩の作り方を教えるときに用いたもののようです。

頼山陽
wiki「起承転結」にリンク ↑

武庫川女子大学教授 (当時) の佐竹秀雄さんは、

: 「事実や出来事を述べる」
: 「『起』で述べたことに関することを述べる。
解説、問題点、感想、意見を述べたりする。」
: 「『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す」
: 「全体を関連づけてしめくくる」

この起承転結という文書の形式は、単に漢詩の極く一般的な形式に過ぎず通常の文書構成としては必ずしも適格性を保持しているとは言いがたいという意見が一般的のようです。

しかし、プロダクトローンチに当てはめてみると「」の部分で「落とす」仕掛けが不可欠ですので、この型に当てはめることは無駄ではないように思います。

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