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科学的

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何が創造的な脳を作るか

さぼ郎
道すがら、鉢の水草が花を咲かせているのを見つけました。

頓活

道すがら、曇天のスカイツリーから放射状の光が放たれていました。

頓活

よく、「天才」という言葉を使います。あるいは「天才的」とかも。しかし、天才とは何なのかというと、なんとなく「頭がいい」というようなイメージを持ちがちです。

以前に「ギフテッド」というDVDを借りたのですが、そこでは天才と思しき少女がとても難しい数式をいともたやすくと解いてしまうような内容でした。

頓活

しかし、現実に難しい数式を解くためには理論の解釈(積み重ね)が不可欠で、単に数式を見て解くというのも、不自然な感じがしましたが、ようは神が与えてくれたということを物語にしたかったのでしょう。

wikiをみても明確な定義としては書かれていません。たとえばモーツァルトとかミケランジェロとかレオナルド・ダ・ビンチなどを天才とすると「創造」という言葉が、なんとなく見えてきます。

とはいえ、理論数学とか理論物理のような難しい学問においても難問を解くのは「創造」的な脳を使うのだと思います。

逆にIQが高くてもノーベル賞の授賞者が一人もいなかったというターマンの報告にもあるように、単に頭がいいだけでは、なんら「創造」とは結び付いてはいないようです。

もう一つの視点として地域とか時代という社会性も、天才を輩出する背景にあるような気がします。

たとえば、アテネにソクラテス、プラトン、アリストテレスが輩出し、パリではマネ、ロートレック、モネ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホなど。オペラが流行るとヴェルディ、ロッシーニ、プッチーニ、ビゼー、オッフェンバックなど。

日本でも、浮世絵が登場すると、写楽、北斎、広重。

頓活

文化が爆発するときには、おおかた「揺籃期」のような胎動期があることが多いです。この胎動期に刺激を受けて「創造」性がある人々は、自己の才能に気づき、発露が始まるわけです。

刺激と環境が整うことで、才能ある人の脳のなかでは、それまで存在しえなかった連合が生じ、きわどい新規性が生まれてくるようです。

ここで、触媒となるのが他の才能ある人々との相互作用。新たな創造を見ることで、より独創的な着想から自己を表現してくことになるとのこと。

とはいえ、異常ともいえるような「集中力」が不可欠なようで、そのことから無意識がなんらかの役割をして、意図する思考とは別の次元で脳内で結実が起きるような報告を多くの天才たちが述懐しています。

気が付いたら着想を得ていた」のような、無意識の力が大きな働きをしているようです。

創造において「遺伝」がどのような作用をするかは、まだわかっていないようですが、「天才」になるためには遺伝子が「当たりの組み合わせ」になる必要があって、その辺は全く解明されていないようです。

可能性は、やはり遺伝によらざるを得ないのでしょうけれど、その後の開花には環境要因が不可欠です。

頓活

新型コロナで在宅勤務が増えたり、上場企業での副業が緩くなることで、新たな才能が開花してくると思います。

創造性の揺籃期になるような文化的発露につながれば、「天才」が登場してくる可能性が高まるでしょう。大いに期待したいところです。



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