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「ライフブイ」という石鹸で世界を変える

さぼ郎
今朝、「ジョブ理論」を読んでいたら、ユニリーバの「ライフブイ」という石鹸のことを知りました。

頓活

ネットで調べると2014年ころの記事が多い感じです。



この動画は1150万回再生されています。動画を見る限りは、ユニリーバの宣伝のための動画では内容な構成になっています。

一番最後に、ロゴが出て「共有しましょう」というようなテロップで終わります。

インドでは(全国なのか、地方のことなのかはわかりません)子供が生まれると木を植えるのだそうですが、5歳になるまでに死んでしまう子が多いのだそうです。

動画を見ればわかるとおりですが、子をなくした母親が自分の息子の誕生に植えた木を大切にしている姿が描かれています。最後の方で父親が妻に「早く寝ろ。明日は息子の5歳の誕生日だ」といって終わります。



こちらは1940万回再生されています。父親が、自分の息子が5歳になったことを感謝し、長老に報告に行くのに逆立ちして行進しています。

日本で人口の統計ができたのは明治32年(1899)からのことだそうです。生後1年未満の幼児死亡率は153.8/1000人だったそうです。20人生まれれば1年以内に3人死亡していることになります。

大正8年(1919)スペイン風邪のときは188.6/1000人ということで、100人生まれれば20人が死んでいます。明治になって西洋医学が導入され、浸透しだしていても、こんな状態でしたから江戸時代以前はもっと悲惨だったでしょう。

乳幼児死亡率が1%以下になったのが昭和51年(1976)のことだそうで現在の乳幼児死亡率は0.2%という世界最高水準に到達しているようです。

その昔、母親から「男の子は特に用心しなければならないのが5歳だ」と言われたことがあります。

子供は男の子のほうが弱いのだそうで、その尺度として年齢を数えるときに「」が付く年齢は用心が必要で、特に「5歳(いつつ)」は「」が2つ付きますので、特に用心が必要というわけです。

ユニリーバの動画では毎日5千人の子供が死んでいると文字で表示されていました。

頓活

ライフブイ(lifebuoy」というのは、ユニリーバの石鹸の商品名です。 手洗いを習慣にすることで下痢を36%から5%に減らすことができたとのことです。

ライフブイ〉は殺菌効果を持つ世界最初の石鹸だそうですが、普通の石鹸との差別化を図るために「殺菌効果」を入れたのだと思います。。

そこで「石鹸 殺菌効果」で調べてみると、「米国で販売禁止の殺菌剤含有の石鹸、日本で野放し…優れた殺菌効果なしと米当局指摘」という記事が2016年に掲載されていました。

殺菌剤として「トリクロサン」と「トリクロカルバン」は日本でも「薬用」と銘打つ石鹸に使われているようなのですが、アメリカでは「危険性」があるといわれているようで、現在の主流は「イソプロピルメチルフェノール」という成分のようです。

しかし、手術前のドクターが使う石鹸は、普通の石鹸のようで抗菌石鹸は使用していないとのことです。

頓活

ユニリーバの《ライフブイ》に抗菌作用があるかよりも、石鹸で手を洗う習慣を途上国に展開していることが重要なポイントだと思います。
マーケティングの役割は、人間としての根源的なニーズを特定し、ソリューションを提供すること
ユニリーバの戦略は4つ。
デジタル革命
資源に限りがあるこの地球における持続可能性
グローバリズム
ライフスタイルの変化

企業のミッションが明確であることで、イノベーションが集約され、そこから新たな商品やサービスが生まれることで企業のミッションが高められていくという循環を持つことができれば、それは持続可能なブランドとしての循環を持つことになり、妙な多角化さえしなければ競争優位を保てるであろうと思います。

頓活

ちなみに2017年に「マーガリン部門」を売却しています。「リプトン」「ブルックボンド」って、ユニリーバーのブランドです。

どうも、ブランド戦略に長けている企業のようです。
イギリスのウィリアム・ヘスケス・リーバ卿(William Hesketh Lever)がウォリントンで始めた石けん会社「リーバ・ブラザーズ(Lever Brothers)」と、オランダのマーガリン会社「マーガリン・ユニ(Margarine Unie)」が、1930年「ユニリーバ」として経営統合した。
とのこと。



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