PAGE TOP

関連情報

印刷する

ジョブ理論《1》

さぼ郎
図書館からクリステンセンという人が書いた「ジョブ理論」という本を借りてきました。

頓活

コロナウイルスの影響で、現在、台東区の図書館は全館が5月6日まで閉鎖されていて、この「ジョブ理論」は次の人の予約があったので4月19日までにた。

コロナウイルスの影響で、現在、台東区の図書館は全館が5月6日まで閉鎖されていて、この「ジョブ理論」は次の人の予約があったので4月19日までに返さなければならなかったのですが、自動的に5月6日まで延長されたので、いま、一生懸命読んでいます。と言っても毎日少しずつですけど。

総論的感想。

ほぼ、共通的かつ全般的に言えることですが、アメリカ人の書く本は無駄な記述が多すぎるため、ハードカバーで392ページもあります。

頓活

編集者が意訳できるなら200ページくらいにすることができると思います。あるいは新書にするとか。

うんざりするほどの無駄と思われる記述が、これでもかこれでもかと書かれているので、肝心なところを読み飛ばしてしまうこともママあります。

5月6日まで借りられたので、とりあえずは、終わりまでは読んでみたいと考えていますので、本のエッセンスを共有できれば幸いです。

ちなみに、amazonでの評価は61%が星5つです。平均が4.4と高評価。

ビッグデータをいくら分析しても顧客が選択した結果として、わかるだけで「なぜ」選択したのかまではわからない。

頓活

データからパターンを見つけるという考えは魅力的であるが、相関を見つけるだけのことで因果関係を見つけることはできない。

顧客はどのようなJobを片付けたくて、その「プロダクト/サービス」を必要とするのか?

みんなが見落としているところにチャンスが有る。

顧客が、現在の状況から進歩するために苦労している点を見つけること。そこに解決策を提供できるプロダクト/サービス」を考案する必要がある。

顧客が、あるプロダクト/サービス」を選んだとするなら、そのプロダクト/サービス」でどのようなJobを解決できると思ったのかを知ることから、自分の持つプロダクト/サービス」の改良点が見えてくる。

まず、顧客のJobを理解するための基盤を構築してから戦略を練るならば、運に頼る必要がなくなる。

DECというミニコンメーカーがかつてあって、パソコンに置き換わってしまった。コダックのフィルムカメラはデジカメに置き換わり、そのデジカメがスマホに置き換わりつつ有る。

既存の市場や産業は、よりシンプルで安価なサービスに転換し、産業が再編されてくることを認識し、置き換えられる側でなく、置き換える側に立たなければならない。

片付けたいJobが発生することから、そのJobを解決するプロダクト/サービス」を採用していく。

必ずしも、そういうケースだけではなく、新しい「プロダクト/サービス」が、顧客の欲求を形成することで新たなJob(希求)の解消がなされていくケースだって有る。

それを潜在する希求というのかは不明。

■ミルクシェイクのケース
アメリカでのこと
9時前になるとミルクシェイクを買う人が多かった
その理由を尋ねると、ストローで飲むのに20分かかるのがちょうどよかった
ミルクシェイクだと手が汚れない
コーヒーだと熱いし、覚めるとすぐに飲んでしまうから

頓活

だから、フレーバーの改良は「Job」の解消には直結していない

しかし、同じ人が子供を連れて午後にやってくると、同じミルクシェイクでも買う理由は異なってくる

つまり平均では見つからない動機がそこにあることを気づくことが重要

運転中の退屈を紛らわすというJob、午後の散歩に子供と一緒に飲もうとするJobでは、おなじプロダクト/サービス」を買うとしても、Job(動機)が異なる

なにが、顧客にその行動(Job)をさせているのかを知ることから、解決策としてのプロダクト/サービス」の発想が出てくる。

あの商品ではなく、このプロダクト/サービス」を選んでもらう理由を明確に知ることがなければ、性能、デザイン、価格をいじるだけに終止してしまう。

イノベーションとは、顧客にとっての「この」Jobを極めてうまく遂行できるプロダクト/サービス」を提供することである。

充分に満たされていないJobを見つけ、掘り下げ、理解することからどのようなプロダクト/サービス」をどのように提供するかが見えてくる。

それなしに提供者がいくらプロダクト/サービス」を改良しても市場には浸透しない。

顧客が特定のプロダクト/サービス」を引き入れる理由を理解することが分岐点となる。

というけれど、その時点で顧客は、顧客の希求に合わせて「プロダクト/サービス」を導入しているのだから、その「Why?」を理解しても手遅れだと思う。

どうも、この本の翻訳が悪いのか、はたまた著者そのものが悪いのかは不明ですけれど、顧客が解消しようとするものを「ジョブ」と呼び、そのJobの解決策を「雇用」としていて、かえってわかりにくい気がしました。

希求」と「提供」のほうが説明的にはしっくりするような気がしました。

また、著者はこの「ジョブ理論」への執着で有頂天(うざい感じ)になっている感じが見受けられ、Job発見のメソッドへの記述が第1章では不足しています。

読者として知りたいのは、「ジョブ理論」の秀逸さではなく、解決策であることへの気付きが希薄な感じがしますが、アメリカ人の書く、この手の本によくある事なので若干食傷気味ですが、我慢して先に進めますが、今日はここまで。

先に進むと、さすがに、それなりにいいことも書かれていると感じたことなどもあります。

中小企業が潰れる原因の一つは、現下のコロナウイルスのようなパンデミックと政府の無策ですが、よくあることとして、自社の作る製品の性能を上げることに夢中になり開発費をつぎ込むのですが、市場とミスマッチをしていることなどもよく言われています。

頓活

市場とのミスマッチは、提供者はあくまでも提供者であって、受給者ではないということです。自分たちの「プロダクト/サービス」を実際に使用する場面の人々が抱えているJob(希求)を実際に体験することから、なにを提供するのが最良かを検討しなければ仮説という薄氷の上に家を建てるようなものなのでしょう。



キーワード