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政治的

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スペイン風邪から学ぶこと

さぼ郎
まず、言いたいこと。

組織のトップは、「決断すること」と「責任を取ること」だけが主たる役目です。

頓活

ところが、組織のトップにつきものの「権力」という麻薬に侵されると、友達に学校を作らせたり、女房がチョロチョロ活躍してどうしようもない連中が作ろうとする小学校の名誉校長などになることで、結果として公務員が自死することとなりました。

そのことを本当に贖罪として感じていないのであるなら、我々が普通に行き交う価値観の人間たちだとは思えません。そんな価値観の人間がヒトの上に立っていてもいいはずがありません。贖罪を感じていてシラを切っているなら、それはそれでヒトの上に立っていてもいいはずがありません

その上、「決断できない」「責任取らない」人が組織のトップ、ましてや国家のトップにいては、国難を招くことは必至で、まさに現下の状況が国難になっています。

ところで、1918年に流行したインフルエンザに「スペインかぜ」と名前がつけられています。罹患したひとは5億人とも言われ、当時の人口の4分の1が罹患したそうです。

当時は第一次世界大戦(1914年7月28日から1918年11月11日)の真っ只中で情報統制が敷かれていましたが、スペインは中立国であったため、情報統制がされていなかったことから「スペインかぜ」と命名されるに至ったようです。

スペインかぜのウイルスの起源はいまだに特定されていないそうです。

日本では、第1回が1918年(大正7年)10月から1919年3月、第2回が1919年12月から1920年3月、第3回が1920年12月から3月にかけての3回の波状攻撃にあったようです。

今回のコロナウイルスも、仮に沈静化しても、第2波を用心しなければなりません。スペインかぜのときも、治療法がなくて看護師や医師の感染が医療崩壊につながったとのことです。

スペインかぜのウイルス自体の毒性は、もっと毒性の強いインフルエンザもあったようですので、特に強い毒性ではなかったようですが、医療崩壊や栄養失調、過密な医療キャンプや劣悪な病院環境から他の感染症も併発することで重症化したという経緯が有るようです。

ナショナルジオグラフィックに、
「早さ」と「徹底」がやはり対策の鍵、スペインかぜの教訓
という記事が掲載されていました。

頓活

フィラデルフィアでスペインかぜの兆候が確認されたのが1918年9月17日で、一応、インフルエンザ蔓延防止のキャンペーンをしていたものの、年末に第一次世界大戦の戦勝パレードがあり20万人が参加。

ミズーリ州セントルイスで最初の感染が見つかったのが1918年10月3日。その2日後に集会を禁じ、患者を自宅隔離。その結果、感染速度が低下し、単位人口あたりの死亡者数はフィラデルフィアの半分以下になった。

治療法がない伝染病に対する主たる防御は、公衆衛生的な介入であり、具体的には学校、商店、飲食店の閉鎖、移動制限、社会的距離の確保の義務化、集会の禁止しかありません。

永寿病院のケースでも医療関係者の感染が少なくありませんでした。防護服を来て感染症対策が講じられている病院でない限り院内感染は防げません。

最も成果を上げたのは思い切って集会を固く禁じ、厳しく取り締まったセントルイス、サンフランシスコ、ミルウォーキー、カンザスシティーでは、結果的に感染率が低下した。また、最初に強制隔離と時差出勤を実施したニューヨーク市では、死亡率が東海岸で最も低かったとのこと。

学校、教会、劇場を同時に閉鎖し、集会を禁止することなど、人と人が接触する機会を限界まで減らすこと以外に対策はないわけです。

イギリスは、出遅れた感じがありましたが、その背景としてあまり早くに禁足令を出すことで、後半にパンデミック疲れが出る懸念を考慮したからだったようですが、とはいえ、翌日に即座に修正しています。

我がリーダーは、オリンピックの延期が決まらなかった事もあったかもしれませんが、他国に比べて「非常事態宣言」がおよそ1ヶ月遅れていました。

経済的打撃も考えなければならないことではありますが、先ずは人命の尊重を最優先にしなければならないところにも関わらず、この遅れは、政府自民党と、そのリーダーの責任であることだけは間違いがありません。

頓活

決断できないのであれば、リーダーの座から降りてもらうのが最良の判断です。そして、それが唯一の責任のとり方です。

かつて菅官房長官は、文科事務次官に対して「恋々と地位にしがみついた」と揶揄したことがありましたが、まさにこの非常事態において「恋々と地位にしがみついた」ことによる、国家に与えた毀損は加計問題の比ではないと思います。

平時は、どんなレベルでもリーダーらしき役割は務まりますが、このような危機的状況においては、まともな資質のリーダーに舵取りをしてもらいたいものです。



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