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いつのまにか

さぼ郎
いつのまにか「クラウド」というと、「web」のことを意味するようになりました。
ユーザーがインフラ※やソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方
ということだったような気がします。

頓活

具体的な例で考えると、「OutLook」はパソコンにインストールするから、間違いなくクラウドではありません。翻って「G-Mail」はwebのなかですべてが解決着くのでクラウドになります。

では、いままでのwebサービスはクラウドではなかったのかというと、おそらくは、厳密にはクラウドではないと言うべきでしょう。

例えば、サーバー用のパソコンにLinuxとかWindws ServerをインストールしてIPアドレスを設定することでインターネットを経由して情報発信できるようにはなりますが、どうも「クラウド」というと、膨大な数のサーバーから「仮想サーバー」を作り出しているようなイメージを差すような気がします。

こうした技術をクラウド・コンピューティングというようで、GoogleのCEOであるエリック・シュミット氏が提唱した言葉だそうです。

現時点では、webといえば、クラウドと等価のようです。

仮想サーバーなら安全なのかと言えば、昨年、AWSが止まりましたし、年末には自治体クラウドが止まりました。

一方、中国でのアリババなどは、あれだけのユーザーを抱えていても、ちゃんと運用しているのですから、それなりにクラウドという技術は完成度が高まっているのでしょう。

アマゾンのS3というストレージも99.999999999%(イレブンナイン)の耐久性が有るとのことですが、可用性は99.99%とのこと。ちなみに可用性とはシステムが稼働し続けることを保証するレベルのことだそうです。

イレブンナインとはデータの損失に対する保証だそうです。

むかし、デュプレックスだから安全だというファイルサーバーを使ったことがありますが、AディスクとBディスクに矛盾が起きたとメッセージを出して停止してしまいました。

考えてみれば当たり前で、同時に二つにストレージに書くから安心だなんて有り得る話ではなく、どちらかのオブジェクトが壊れたとしても、どっちが壊れたかの判定はサーバーにはできません。

S3の「3」は3箇所に書き込むのだそうで、これだと多数決で、一応、なんとかなりそうな気もしますが、そういうツールがなければ、どれが正当なのかは簡単に判定できない気がします。

似たような言葉に「AI」があります。

頓活

最近やたらと「AI」というようになりましたが、間違いなく言えることは「知能」などとは似ても似つかぬものと思います。

ただ、昨今のブレークスルーは「ディープラーニング」という技術の確立があってのことと思います。それに似た概念として「機械学習」があります。

実を言うと機械学習とディープラーニングの違いが今ひとつわからないのですが、要するに何らかの統計的手法を駆使してパターン(特長)を抽出することで分類をし、その分類をもって「認識」したとするコンピュータの処理だと思います。

そうした技術を総称的に「AI」として使っていますが、間違いなく現時点では「知能」と呼ぶ代物ではありません。

とはいえ、碁ではチャンピオンに勝つところまで来ていますから、特定したジャンルでは人間の知能を凌駕する所まで来ていることは間違いがありません。

クラウドがあって、スマホがあって、AIがあることが、提供する人たちにとってはビジネスチャンスであり儲け口になっているようですが、使うユーザーからしてみて、どれだけ幸福になっているかは別の問題です。

提供側からすればユーザーは単なる「スコア」でしかありません。なにか新しいサービスを作るとして、それを買いそうなスコアの顧客を探してコンタクトを取ればそれでおしまいという話です。

顧客の消費動向、行動や意思決定はパターンでしかなく、買ってくれてちゃんとお金を払えばスコアが上がるだけのこと。

これが「クラウド+スマホ+AI」の時代のビジネスのような気がします。確かに医療などでは無能な医師よりはるかに有意義かもしれませんが、それとてスコアとして分析し、クラウドのどこかにデータとして格納され、思いもしない局面で分析されることとなるわけです。

しかも、AIに意思を持たせる研究も進んでいるようで、世界の工場として製造を中国に依存しすぎたツケを払わなければならなくなっていることと同様に、AIにもやられそうな気がしています。



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