PAGE TOP

科学

印刷する

巨大ブラックホール

さぼ郎
日経サイエンス 2019年7月号の特集は「ブラックホール撮影成功!」です。

例によって外国人の書いた、いくつか論文がありますが、これは、例によって読むのをやめました。

書いている科学者が嘘くさいのか、はたまた翻訳者がわかったふりしてわからない内容の文字を書き並べているだけなのかは不明ですが、ともかく(自分にとって)要領を得ない文書であることがほとんどです。

ともかく日経サイエンスの文書は長すぎる!

もっとコンパクトに纏めるべきじゃないかといつも思っています。

今回のブラックホールの記事は2つありましたが、両方とも日本人が書いているので安心して読めました。



テレビでもやっていましたが、なぜ、ドーナツ状に見えるのかは、国立天文台が動画で説明しています。

そもそもは、5500万光年彼方の「M87」という銀河の中心にある、リングの直径が1000億キロという途方もない大きさのブラックホールを撮影したという話。

ちなみに、5500万光年彼方の直径1000億キロというのは、月においたピンポン玉とかテニスボールくらいのものだそうで、それぐらいの精度で4日続けて観測しても結果は同じだったということで、撮影成功となったようです。

で、ブラックホールは光でさえ出られないくらいに何でもかんでも吸い込んでしまうはずなのに、なんでロング状に光っているのかと言うと、それが、国立天文台の動画による説明の通り、事象の地平面と垂直な方向に飛んでいったプラズマは脱出できるものもあるようで、それがドーナツ状のリングになっているというわけ。

まず、リングの直径1000億キロという大きさは、冥王星の公転軌道が120億キロなので、その8倍もの大きさのブラックホールということになる。光の速度で93時間。新幹線なら93,000時間。24時間走りまくって160日かかる距離です。

それぐらいの大きさのブラックホールだそうで、ドーナツ状のリングの温度は60億度以上だとか。

いいも悪いもなく、そういうものなのだそうです。

まず、5500万光年向こうにあるということは、今見える姿は5500万年昔の光を見ているわけです。

ブラックホールが作られるのには2つのタイプがあって一つは、一つは太陽より大きな質量の星が爆発することでできるタイプ。もう一つは、あらゆる銀河の中心にあるとされる太陽の数百万倍以上の質量の巨大ブラックホール。

銀河の中心に何故巨大なブラックホールがあるのかはまだわかっていないようです。

ブラックホールには強力な引力が働くので、物質はもとより光もすこまれてしまうのだそうですが、ブラックホールと普通の宇宙との境界面には「事象の地平線」という境界があって、ここでの吸い込む速度は光速になってしまうので、時間がゼロになることになります。

太陽1個の大きさが3キロ位になってしまうくらいのチカラで、何でもかんでも吸い込んで凝縮してしまうわけです。物質は分子や原子なでではいられなくなりレプトンという、もっと最少の状態にまで分解されてしまうのでしょう。

今回のM87のブラックホールは太陽にして65億個なんだそうです。

この稀有さに比べれば、日本の借金「千兆」なんて、どうということでもありません。

本来であれば光も脱出できなはずのブラックホールがドーナツ状のリングの真ん中にあったということは、おそらくすごい発見なのでしょうが、その凄さも見当がつきません。

「事象の地平線」といえば、もう一つの境界を我々の宇宙は持っています。それは、宇宙の果です。

宇宙は光速で広がり続けているのだそうです。つまり、光速で広がるということは、宇宙の果に行くと広がる速度が光速になるわけですから時間がゼロになるわけで、ここにも「事象の地平線」があることになります。

しかも、宇宙は一様だとされているわけで、一様なのに境界という異質な状態があることにも明確な説明がほしいところです。

宇宙が広がっているということは、どこかに対して広がっているわけで、それを考えるだけでも、宇宙が一つだけではないことを示していると思います。

140億年ほどさかのぼっていくと、宇宙が大きめなオニギリのようなものだったことを信じろというわけです。そのオニギリはどこから出ていたのかといえば、よその宇宙から量子トンネルを確率的に抜けてきたという説明になります。

ということは、我々の宇宙にも、突如として他の宇宙のオニギリがトンネルを抜け出てきて膨張を始めることだってあり得ることじゃないのかと思うのですが、考えても答えの出ないことなので、やめておきます。



キーワード