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ゆえあって

北海道

さぼ郎
故あって、先週(2019年6月12日から17日まで)北海道に行ってきました。というのは、6月11日に日医大で採血と採尿があり、18日にその見立てがあるので、その間隙を縫うスケジュールにしてもらいました。

最大の目的は、札幌に住む従姉妹に会うことでしたが、同行者の友人が函館(正確には大沼)に住んでいるとのことで、大沼のグリーンピア(社保庁が立てて経営が破綻し町に売却。町は運営会社に運営を任せていたものの2016年に売却したようです)に2泊しました。

子供の頃から札幌に行くときは、函館は通過するだけで、今回はじめて函館の町を見物することができました。また、同行者は大沼に友人がいる関係で毎年函館に行っているので、函館でとてもグッドなレストランでランチをしたり、海沿いの回転寿司に行ったり、函館山のケーブルカーはもとより、立待岬(市川啄木の墓がある)に行ったりしました。

なんと言っても五稜郭ですね。幕末の日米和親条約によって函館を開港することから、五稜郭を建設したようですが、明治になってからは陸軍の所管になったとのこと。

大正2年(1913)から、公園として使用する許可を陸軍からもらい数千本の桜を植えたそうです。いまでも1600本が残っているそうで、桜の木がとっても立派でした。

それと、函館には巨大な蔦屋書店があります。

もう、商業施設をつくるだけで、地域がいきいきとする時代ではありません。
買い物だけならネットでもいい。求められているのは、ゆっくりと過ごせる空間でした。
本とおいしいコーヒーがあって、家族や友達とおしゃべりしたり、子どもたちもワイワイできる場所。
学校や職場以外の、いわゆる第三の活動の場としても使える。
働く人たちが、お客さまと名前で呼び合うようないい距離感もできる。
ものを買う場所は、ヒトもコトもつながる場所であるべきだと思います。
函館蔦屋書店がめざすのは、これからの時代のスタンダード。
地域のみなさんが気持ちよく過ごせる”居場所”になります。

ということで、とても挑戦的だと感じました。しかし、採算はどうなのかは不明です。あまりに巨大なので、逆に本を探す気にならないようにも感じましたが、コンシェルジェとの会話を通じて、お客が新たな世界を構築していくようなことを狙っているようで、狙い通りになるといいなとは思いました。

デジタルな社会が浸透してくれば、きっとアナログを極めるような世界が求められていくとは思いますが、そのためには文化のレベルが上る必要があるように思います。

ということで、一路札幌を目指しました。途中に洞爺湖と支笏湖を見物して札幌を目指したのですが、函館と札幌の距離を150キロと想定していて、およそ4時間と考えたわけですが、実際には見物時間も入れて8時間かかってしまいました。

ともかく17時には従兄弟の家につきお寿司を取ってもらって、翌日は墓参り(母型の一族が収められている)をしてから札幌芸術の森で「砂澤ビッキ」の彫刻を見て、夕方は従姉妹の兄弟と合流してグランドホテルで中華を食べながらの歓談。

で、札幌を後にして島牧を目指します。島牧といっても知らないヒトは知らないところですが、ようは小樽を経由して倶知安を経由して寿都を経由して弁慶岬を回って、それでやっと着くのが島牧です。

何が有ると言ってなにもないところですが「なにもないことがある」とも言える場所で、そこのユースホステルに、同行者の函館の友人夫妻と5人で宿泊しました。他にお客がいなかったので貸し切り状態でした。

夜は和食で、翌朝は洋食。なんにしてもなにもないという素晴らしさは、かけがえのないものでした。

翌日は一路、江差を目指し、江差の「いにしえ街道」を見物し、榎本武揚が沈没させたという開陽丸の復元を見物して、そこから函館北斗を目指し、新幹線で帰ってきました。

考えてみたら、その間、ほとんどテレビに接すこともなく、インターネットでは地図などを見ましたが、YouTubeやニュースなどを目にすることもなく、そのことが重要なときの過ごし方だったなぁ と今にして思っています。

房総も広いし、東北だって広いけれど、北海道の広さは格別の広さだと実感してきました。おそらく道東を見物する機会はきっとないとは思うものの、せめて生まれ故郷の「生田原」に行ってみるのみいいなと、改めて思っています。



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