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Anti-intellectualism

さぼ郎
PRESIDENT online というサイトに手嶋龍一さんと佐藤優さんの対談が掲載されていました。

トランプ大統領は「反知性主義」の大統領ということで、アメリカ国民の半数近くの支持を獲得しました。この反知性主義」は、まさにヒラリー・クリントンとの対立軸として機能したわけです。

反知性主義」とは、
日本語から受ける印象は「知性がない人たち」になるのですが、それは違うのです。その考え方をごく簡単に言えば、「知性と権威が結びつき、エリートが国の舵取りを担うことに激しく抗う」ということになる
ということで、エリートの独善による政権運営が決して大衆の利益にはつながらず、一部の特権階層の利益にしかならないというアメリカ社会の現実を映し出しています。

さらに、同志社大学で神学を学んだ佐藤さんの指摘によれば、トランプ大統領は、キリスト教プロテスタントの「プレスビテリアン」(長老派)だそうで、金正恩のお祖父さんの金日成も、もともとはプレスビテリアン(長老派)だそうす。

wikiによれば、韓国のキリスト教は長老教(プレズビテリアン)と監理教(メソジスト)が二大教派だったそうですが、日本の統治下に於いてキリスト教徒に神社参拝を強制したため、それを拒否した長老教から多くの殉教者を出したとのことです。

長老派の考えは、佐藤さんによれば、
長老派は、神様は「救われる人」と「滅びる人」を生まれる前から決めていて、自分は「選ばれた人間」なのだ、と考えているんですね。神学用語では予定説といいます。だから、どんな試練にも耐え抜くことができるし、耐え抜いて成功させる歴史的使命があるのだ、という固い信念を持っている
のだそうで、これがトランプ大統領の行動原理になっているようです。同様に金正恩の行動原理も、
金正恩も継承する金日成主義には、「われわれは選ばれし民である」「苦難を乗り越え、必ず勝利する」という思想が貫かれているわけです
選ばれし民」であるという意識には、対極には「選ばれていない民」もいることになります。ヒトラーやムハンマド皇子の行動原理も、その典型ですね。

この「選ばれし民」という考え方は、なにも宗教でなくても、例えば頭脳明晰であったり容姿端麗であったり、音楽や絵画の才能があったり、権力や資産を手中に収めたり、また、それを世襲した人々に共通する考えだと思います。

総理や副総理の、人格や適格性を超えた権力の背景で、一番大きなウェートを占めているのが、彼らが生まれながらにして手中に収めていた世襲の果実を頬張ることで、なんの疑問も持たずに「選ばれし民」としての自負が、彼らの狭量な思考を怖じることもなく、恥じることもなく厚顔を晒せるわけです。

彼らを遥かに凌駕する見識や人格を有するヒトは、彼らのレベルが低い分、無尽蔵に居ると思うのですが、無尽蔵にいる人々にないものがたった一つで、それは「世襲」です。彼らを「選ばれし民」にしているものは、政治家としての適格性ではなく、単に「世襲」だけであることを考えると、実に「世襲」の威力は破壊的です。

ノーベル賞などという権威があって、経済学や平和などへの貢献に対して多くの人々が受賞していますが、それだからといって、世界の経済が良くなっているわけでもなく、内乱や飢餓や虐殺が一掃されているわけでもありません。

つまり、「選ばれし民」によって世界が良くなるということは、およそ考えられないわけです。そのことは、大東亜戦争による日本軍部の戦争指導を見るだけも、明らかなことだと思います。

教養」とはなにか を考えたときに、人間の他者に対する滋味に直結していなければ、それは単なる「知識」や「知能」でしか無いという気づきがありました。

どんなに優秀であっても、尊大であったり横柄であったり、「選ばれていない民」を睥睨するような人たちには「教養」がないわけで、教養とは決して知識の量ではないのだという気づきに基づき、選ばれていない民」としての当面の行いとして、
YouTubeを見ない
自分が直接関われないことに関心を持たない
政治経済やエンターテイメントのニュース

つまり、興味関心の対象を絞って、あたかも隠遁するような生き方をしていくことが選ばれていない民」としての真っ当な生き方のように思います。

このような生き方も荘子が言うところの「無為の」じゃないでしょうか。

ヴィヴァルディが来る
amazonから「シューベルト・エディション(¥11,711)」の案内メールが来ましたので、それをいじっていたら「Vivaldi Edition」というのを見つけました。

といっても、これは前にも見つけていたのですが、10,807だったのですが、新品¥8,524というのがあって、思わず、それを注文してしまいました。

どこから来るのかは不明ですが、「1月28日から2月24日までにお届け」とのことです。プライムなので送料は無料。

CDが66枚来るので1枚あたりでは「129円」です。

ヴィヴァルディの作曲した曲の数は800曲以上で、まだ、未発見のものもあるようで全容は不明だそうです。

ちなみに台東区の図書館で検索すると「ヴィヴァルディ」は171枚のCDがヒットしますが、「四季」が重複していますし、同じような曲が多いような感じです。



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