PAGE TOP

視点

印刷する

スマートスピーカー

さぼ郎
amazonで検索していたら「amazon ECHO」というのが表示され、動画があったので見ていました。

これには、耐えられません。見ていて苦しくなってきます。こんな道具を普通に使っている家庭のヒトと、お近かづきになることはないだろうと思いました。

こんな道具がある生活が便利だとはとても思えません。こんな道具が生活の一部にあるような生き方がしたいとは、とても思えないのです。一人で芝居しているような虚しさを禁じえません。まして、家族で共有するなんてありえないことです。

人間は、極力、「自分」を生きるべきであり、それが「自分らしさ」につながっていくのだと思うのです。逆をいいえば、「自分」の中に、極力、「他人」を入れないことも生き方として重要なことだと思うのです。

もちろん、友人や伴侶や恋人、家族、親戚は、「自分」を構成する上で必要な「他人」ですが、上司や上官の命令でやりたくもないことをやるようなことは最小限にしたいのが、大方のヒトに共通するものだと思います。

しかし、社会とは「自分」を除く「他人」で構成されているわけで、他人との接触を回避して活きていくことが難しいだけではなく、「自分」を形成する上で必要でもあるわけです。

だからこそ、一人でいる時間を大切にしなければならないと思うのです。その意味で、テレビも悪い道具だと思います。「自分」という主体性なしに、番組を受動的に受け入れているだけで、せいぜいの主体性はチャンネルを合わせただけです。

江戸時代や戦前の人々が、どのような生活をしていたかは想像の域をせませんが、少なくとも「スマートスピーカー」はなかったし、テレビもインターネットもなかったわけです。

ヒトにとって何が幸せかなんて、とても語る資格があるわけではなりませんが、幸せになりうる可能性の一つとして「情緒」の豊かさは重要な要素だと思います。

amazonのスマートスピーカーに、ヘルスケアが組み込まれていくのだそうです。ゲノム情報と医療情報や基礎データを投入していくことで、慰謝の診断の前にAIが診断してくれる時代になっていく可能性は低くありません。

かたやエストニアのように電子化の進んでいる国では、医療情報をブロックチェーンで共有することで、的確な診断を無駄なく提供できるようにもなっていくことと思います。

健康は幸福にとって重要なファクターですし、お金も重要なファクターです。人付き合いも重要な要素だし、趣味も重要です。

しかし、他人に対して「自分」らしさを演出することを最小限にしなくては「自分」を大切にすることはできません。まして、一人や家族といるときにも、機械相手に自分を演出することは回避したいなぁと、つくづく思う動画でした。

キーワード