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ブロックチェーンの教本

さぼ郎
ブロックチェーンの教本

野口悠紀雄さんによれば、ブロックチェーンは「革命」だそうです。

未来

ところが、この本の終わりの法で、シリコンバレーの動向が書かれていますが、シリコンバレーでは「ブロックチェーン」は下火だそうです。

なぜか? ビットコインに於いては、確かにブロックチェーンは破壊的イノベーションとなりました。よって、今後はパブリックではなく、プライベートとして金融機関などに於いての利用シーンは十分考えられるものの、スタートアップ企業として取り組む場面は、さほどに考えられないからだそうです。

また、スタートアップとしても、いずれはグーグルやamazonやフェースブックになりたいわけで、ブロックチェーンを通して、そのように成り上がれるチャンスが見えないという辺りだと思います。

汎用技術というよりは、極く限定した使いみちの中で、「革命」を起こすということなのかも知れません。エストニアでは、政府が国家統治の仕組みとしてブロックチェーンを活用しているようですが、国家的規模において、規模と応答とで、バランスが取れるものなのかは不明です。

ただし、中央管理的従来型RDBによる管理形態だけではなく、暗号化したテキストファイルを組み合わせる台帳管理は、十分にある話だと思いながら、この本を読みました。

ブロックチェーンの生成する過程をアニメーションにしているサイトがあります。

BitFlyer
ChainFlyerのサイトにリンク ↑

ずっと見ているとやおら薄暗くなってブロックが生まれます。で、箱をダブルクリックするとブロックに書き込まれたトランザクションが一覧で表示されます。

右端の黒い箱が「ジェネシス」でサトシ・ナカモトが作った最初のブロックです。2018年5月19日13:22現在のブロック数は523,335個です。マイナーの手数料は12.5ビットコイン。価格が914,642円。つまり、マイニングできたら、その報酬は11,433,025円になるわけです。

1日に3個もマイニングできたら、たしかに、優雅な生活ができそうです。

本の構成として、
1.ブロックチェーンとはなにか
2.ビットコインを体験する
3.暗号技術
4.分散システム
5.ウォレット
6.トランザクション
7.スマートコントラクト
8.ブロックチェーンの活用
という具合ですが、特に関心があったのが、「暗号技術」と「分散システム」です。

暗号技術

共通鍵暗号と公開鍵暗号に大別できるようです。

共通鍵暗号では「DES」「AES」が有名です。公開鍵暗号では「RSA」「楕円曲線暗号」が有名だそうです。今朝も、楕円曲線暗号」の解説本を読んでいましたが、懇切丁寧な説明と具体例がないと、どうして、楕円曲線の数式を使って暗号化できるのかは、全くわかりませんでした。

数式で言うなら 「y^2=x^3+ax+b」のようなもので、yの平方根を解いてそれから、どう すると暗号化ができるのかがさっぱりわかりませんでした。

RSAという方式も、素数を使うのがポイントのようですが、同じような説明はあっちこっちにありますが、実際にどうなっているのかと言うと、ざっと調べただけではほとんど分かるような説明がありません。

いずれ、暗号化は勉強しなくてはと思っていますので、何かが解明できたら記事にしようと思っています。

分散システム

P2P」といえば、単に対等の関係のネットワークのことと思います。

P2P
wiki「P2P」にリンク ↑

Wikiの記事にもありますが、デメリットとして「削除制御の困難さ」が上げられていますが、これは「Winny」というファイル共有ソフトで大きな問題に成りましたが、音源など著作権の発生するようなデータを個人が楽しむうちならいいとして、それを共有してしまうと、消すことができなくなってしまいます。

当初、軽くて使いやすくて負荷がどこにも集中しない「P2P」を日本の金子勇さんが作ったのですが、著作権法違反幇助として起訴され最高裁で「無罪」になるという事件がありました。

その後、Skypeが出てきたときも「P2P」と言うのは凄いなと感じましたが、その「P2P」を使ってノードが展開していて、そのノードがマイニングをしているという発想がすごいと思います。

本によれば、ブロックチェーンでは現在、世界中で7,500台のノードが可動していて、その全てのノードにブロック化された取引記録のデータが保持されているというわけです。

取引(送金)をすると「トランザクション」が生成されます。このトランザクションは「メモリプール」というところに送られるのだそうです。と言っても、7,500台のノードに展開されるわけです。

で、基本的には10分間に発生したトランザクションを固めてブロックを作るわけですが、嘘か本当かはわかりませんが、7,500台のノードのうち、仮に3分の1が可動していたとしても2,500台が、「Proof of Work」という無駄な計算をすることになります。

しかし、全てのノードが同じ「メモリプール」のトランザクションをブロックにしようとしているとは思えず、そうなると、ほぼ同時にブロックが生成される可能性だってあるわけです。

同じトランザクションなら問題はありませんが、もし、異なるトランザクションだったら、ブロックチェーンは分岐してしまうこととなります。

この辺の解決法がさっぱりわかりませんでした。「100ブロク先になるまで報酬は使うことができない」などと書かれており、「分岐しても長い方のチェーンが優先され短い方のチェーンは淘汰される」などと書かれていますが、淘汰される方のトランザクションは、どうなるのかは本には書かれていませんでした。

ブロックチェーンは、別名、分散台帳技術(DLT)というのだそうですが、パブリック型で分散台帳技術としてのブロックチェーンが成功している例はないのだそうです。逆を言えば、プライベートなら、十分有り得ることだと思っています。

破壊

ようは、既存のデータベースに対して、分散台帳技術が、どこまで破壊的かと云うことに尽きるわけです。

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