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あれこれ

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北朝鮮のミサイルと世界の均衡

さぼ郎
北朝鮮には既に高性能なミサイル技術が確立しているようです。ここにきて、急速に技術が向上している背景にロシアがいるようです。

ロシア

火星12号」では、高度2000キロメートルで大気圏再突入時の速度がマッハ15以上だったようです。その直後に発射した「火星14号」は高度は2800キロメートルまで上がったそうです。

弾道ミサイルで必要な能力は、
・宇宙空間まで弾頭を上げる推力
・正確に標的を狙う誘導技術
・大気圏に再突入するときの耐熱技術
この3つは完成しているものと思われます。

この開発技術の速さから考えられることはロシアが技術支援をしているということです。

冷戦が終結し、軍縮が始まると、軍事関係の特殊な技術や知識を持っている科学者や工学技術者は、必要としている国からは垂涎の的になることは想像に固くありません。

まして、ロシアでは北朝鮮の優秀な技術者をロシアの軍事研究機関に多数受け入れているという話もあるようです。

昨日見ていたNHKの「映像の世紀 第8集 恐怖の中の平和」では、まさに、このようなパワーバランスをやっていました。

というのは、アメリカが1945年8月に広島、長崎に原子爆弾を投下しました。それが、フルシチョフにとっては脅威であり、総力を上げてソ連も1949年に核実験に成功しました。

アメリカでは、ソ連が核実験に成功したことで、次なる対策を打たなければならなくなりましたが、多くの科学者は原爆よりも強力な兵器(水爆のこと)を作るという考えに反対し、研究所を去っていったそうです。

また、リーダーだったオッペンハイマーは、水爆を作っても大型で扱いにくい水爆は戦場では使えず、それより数多くの原爆を持ったほうが有利だとしていました。また、仮にアメリカが水爆を持つと、当然、ソ連も開発するわけで軍拡を招くだけだという意見もありました。

しかし、ソ連の原爆開発を受けて、トルーマンは水爆の開発にゴーを出しました。で、1952年に水爆は完成します。長崎の450倍の威力だそうです。実験した島は無くなり直径1.9km、深さ50mにもなるクレーターが出来たそうです。

水爆
wiki「水素爆弾」にリンク ↑

ソ連も負けじと1953年に水爆を完成させました。その後、アメリカは航空機で投下可能の水爆を開発しビキニ環礁で実験をし、日本の第五福竜丸が被爆しました。

で、北朝鮮へのロシアの支援の目的は何かというと、シリアではアメリカが反政府軍を支援しているのに対してロシアは政府軍を支援しています。ウクライナではクリミア半島を奪い、親ロシア派を支援しています。エストニア、ラトビア、リトアニアには軍事圧力を欠けてNATOと対峙しています。北極海では海の下では潜水艦で、上では航空機でアメリカを威圧しています。

大陸のあっちこっちでちょっかいをだすことで、守る側の分散を図っていることは見え見えです。守る方は、どこを破られるかがわからないので、それなりの勢力を割かなければなりません。

北朝鮮は、ある意味何をやるかわからない指導者のもとに、ロシアが強力な武器をもたせることで、代理戦争としての手駒として使えるわけです。北朝鮮が何かやらかすたびに、アメリカがどのように動くかを分析しています。

悲しいかな、日本はアメリカの言いなりに1兆5千億円以上もかけてミサイル防衛網を作りましたが、高度2000キロを超えると使えなかったり、マッハ7以上だと使えなかったりで、今までの投資では北朝鮮の攻撃に対抗できないようです。

ミサイル

それも、当初予算の倍以上を国民的コンセンサス抜きに投資しておいて、それが、北朝鮮の攻撃力の抑止にならなくても、誰も責任を問われもしない驚きの国です。

THAADは1基1000億円するということで設置を見送りましたが、イージス・アショアというのを買わされるみたいです。

つまり、何がいいたいかというと、日本の指導者は、日本に対する攻撃の抑止をどこまで考えているのかは分かりませんが、防衛予算をGDPの1%から2%の10兆円にしたからと言って抑止力が2倍になるわけではありません。

同様に、憲法9条に「自衛隊」と書き込んだところで、喜ぶのは安倍夫婦と日本会議くらいなものです。

アメリカの核の傘の下にいれば安全かと言えば、トランプ大統領のような人が出てきて、ユネスコから脱退するように、極東の軍事戦略が一方的に変わることも考えられます。

だからといって、核兵器を持つことは、仮に日本が滅びるとしても選択するべきでは無いでしょう。当然、先制攻撃などできるはずもありません。

となると、どういう選択があるのか?

1.米国の言うままに米国の兵器を買い続けて傘の下に居続ける
2.安保を解消して独自路線で防衛力を強化する
3.憲法9条を死守して地下に核シェルターを作りまくる

これ以外に、どんな方法があるのでしょうか?

1と2では、有効な選択肢にはなりえません。

不幸にして高速道路で因縁をつけられて亡くなられたご夫婦がいます。国にも、あのように悪辣なレベルの国があるとするなら、有効な武器を持てない前提ならば、個々の国が自己防衛する以外に方法はないわけですが、とはいえ、あのような場面に遭遇する確率の問題でもあります。

しかし、いかに確率が低くても、遭遇すれば最悪、死滅を意味します。

モリカケ問題を手始めに、神戸製鋼の組織的データ改ざんや、東芝の巨額の損失、日産の無資格検査などを見る限り、日本の指導層を信じることは出来ませんので、個人の問題として解決するしかなさそうです。

田舎

そうだ、田舎に引っ越そう! 戦争も選挙もテレビもない田舎に引っ越すためにお金を稼ごう! そして、地下にシェルターを造れば、そのまま墓にもなりそうだし。

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