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赤ちゃんの脳

さぼ郎
赤ちゃんの脳」という記事がナショナル・ジオグラフィックにありました。

赤ちゃん

ようは、「クラック」という安価なコカインがはやったときに、クラック依存の母から生まれ育てられた4歳児と、クラック依存ではないけれど低所得者の4歳児を比較したのだそうです。

その結果は、IQには有意差がなかったのだそうですが、どちらのグループも平均的4歳児に比べて大幅にIQが低かった。共通点は「貧困」です。

さらに8歳児でも同様の調査をした結果として見えてきたことが、幼児期に愛情豊かな養育環境が、子供の脳の発達に大きな影響を与えるということです。

脳にはニューロンとニューロンを繋ぐシナプスで構成されているのだそうで、幼児期に繰り返し与えられる刺激によって、軸索(神経線維)が厚くなり信号の通りが良くなるとのことです。

逆に、使用頻度が低い回路は、結合が細くなり信号の通りが悪くなる。

これを「シナプスの剪定」というのだそうで、1歳から5歳までに剪定が行われるということ。

シナプス

持って生まれた能力のキャパは、おそらく増やすことは出来ないのだと思いますが、減らすことは環境に応じてあり得るということを、先の例では示しています。

いままで、赤ちゃんが言語を習得する過程について、色々言われてきましたが、どうも、3歳までに文法の規則性をかなり獲得しているらしいという報告があります。

このことは、軸索の厚みが形成され、信号の通りが文法に即するようになると、やにわに語彙を増やす段階に入るということです。


これは20年ほど前の調査だそうですが、比較的裕福で知的な環境の子供は1時間あたり平均で2,153語の語りかけを耳にしていたのに対し、生活保護家庭では平均616語と大差があったのだとか。

さらに生活保護家庭で多い語りかけは命令。「だめ」「よせ」「静かにしろ」など。

親との対話が多い子供は、IQが高くなる傾向が示されています。高くなるというと語弊がありますが、本来、その子の脳が持っている知能に対して、減衰の幅を縮小できると言う程度の意味です。

ちょっと違った観点からの面白い記事があります。

幼児に多くの言葉を聞かせれば、軸索が厚くなり信号の通りが良くなるからと言って、ビデオ教材とかパソコンやスマートフォンで言葉を与えても、実はさほどの効果を望めないようです。

細かな話は省略するとして、(1)実際に会話したグループ、(2)映像を見せたグループ、(3)音声だけを与えたグループで、言語の習得結果は、(1)のグループは良好であったけれど、(2)と(3)は、共に良好な結果ではなかったようです。

つまり、これらの話から類推できることは、幼児は、他者との関わりから言語や認知や感情などの発達を大いに促されているわけで、当然のことながら、幼児を愛くしむ人間関係がより優位であることは自明です。

有名な話で、ルーマニアのチャウシェスク政権において政策として子供を増やしたことがありました。しかし貧困家庭では育てることが出来ず、孤児院のような施設に大量に幼児・児童が集められて国策として育てられたのだそうですが、一人の養育係が15~20人の幼児の面倒を見るので、健全な人間関係を形成することが出来ませんでした。

政権が崩壊し、この幼児の問題が発覚することで、里親に出された子どもたちの追跡がされましたが、ボーダーがあって、それを「臨界期」と呼ぶのだそうですが、おおむね4歳位が分かれ目になるようです。

つまり、4歳くらいまでに健全な家庭環境に置かれれば、脳は発達の遅れを取り戻すことができるようです。可能な限り、過大に集中する訓練を意識するといい結果につながるようです。

上記のレポートは、あくまでもアメリカ人の報告であって、日本でも全く同じ七日は分かりません。過程も重要な要素だけれど、その家庭を包括する社会や時代も無視しえません。

今の皇族は親が子を育てるようですが、ちょっと前までは、生まれた子供は乳母が育てたわけです。武家なども同様です。たしか、新井白石が「折たく柴の記」で書いていたと思うのですが、父の部屋には正月しか行かなかったとかで、たまに父のところに行くと、膝に乗せて頬ずりをしてくれたようですが、ヒゲが痛かったとか。

愛情深く多くの言葉をかけてくれたとはとても思えませんが、それでも健全に育っているのはどういうわけなんでしょうか。

ちょっと違う視点ですが、もう2、3週間ほど前のことですがは韓国で漢字を廃止して弊害が出ているようなことが書かれている記事がありました。
漢字を確認してこそ意味を知ることができる専門用語はほとんど日本の学界が西欧の用語を日本式漢字語に翻訳したものをそのまま写してその意味が韓国式漢字語とよく通じないからなので、これを整える努力が先行しなければならない
親が子供に掛ける言葉の重要性も去ることながら、母国の言語が変わるというのも大変な影響(認知や感情にも)があるのではないかと思います。韓国では1970年代に漢字の廃止が決まったようで、緩やかに漢字を廃絶していこうとしているのだそうです。

根底には「反日」があったようで、韓国では、言葉まで変えたいほどに日本が憎いという感情は、戦前の経験もなく、韓国人の側からみた「日本」という国の歴史的な関わりがわからないので、なんとも論評できませんが、近い国であるのに残念なことでもあります。

とはいえ、今朝のモーニングサテライトでは、前年比で41.7%も韓国からの観光客が増えているのだそうです。韓国の若い人は意外に建前と本音を使い分けているのかもしれませんね。

鯨

英語で「Cetorogyと言われて意味が分かる人は、英語圏であっても、とても少ないと思います。日本語では「鯨類学」のことなのだそうです。日本人なら」を読めさえすれば、なにをする学問かの類推が出来ます。

小学生から英語を学ぶようですが、「臨界期」は過ぎているのでネイティブにはなれません。何がしたくて英語教育をするのかが、ワタシには今ひとつ不明ですが、戦後に志賀直哉が国語をフランス語にしようといったとか。あんな馬関戦争をした国民性を払拭するのに言語改革が有効であるというテーゼであったようです。

小学生からの英語教育も、文科省の役人にとっては、何らかの思想操作なのだと勘ぐってしまいます。

Imelda May

いま、このイメルダ・メイにはまっています。
これだけのことができる日本の歌手って、どのくらいいるのでしょうか。

ジャニーズやAKBじゃ、無理ですね。



出てきて座るとすぐに歌い出し、聴衆の半分ずつに旋律とコーラスを分担させて、それに絡ませるようにソロを歌い上げる。

さすがですね。脱帽!

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