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さぼ郎
驚異のストーリープレゼン

驚異のストーリープレゼン」という本を図書館から借りてきました。その「まえがき」に
ストーリーを語れるようにならなければ自分のアイデアで世界を変えることなど出来なくて当然だろう
自分の可能性をフルに発揮するというミッションにおいても鍵となるのはストーリーテリングなのだ
とのことです。

そこにアイデアがあっても、その背後にあるストーリーを上手く語れなければ、消費者や出資者の心をつかむことは出来ません。

キリスト

キリスト教が、このように広まっているのもイエス・キリストのストーリーテリングの力によるところが大きいわけです。その時代のことはわかりませんが、天台宗や真言宗という仏教のオーソリティが君臨していた時代に法然のようなストーリーテラーがいたから、仏教が民衆のものになってくるわけです。
1981年、アップルコンピュータにマーケティングに優れた役員を探していたスティーブ・ジョブズが、当時ペプシコーラの事業担当社長をしていたスカリーに白羽の矢を立て、18ヶ月に渡って引き抜き工作を行った。この時スカリーを口説くために、彼が述べた言葉である、
このまま一生砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいのか?
 Do you want to sell sugared water for the rest of your life, or do you want to come with me and change the world?
—スティーブ・ジョブズ

その後、スカリーとジョブスは仲違いしますが、26歳のジョブスが、45歳で、しかもペプシの重役に対して、こういうストーリーテリングができるかが、ポイントになると思います。

ジョブスがどういう人か、詳しいことは知りませんし、きっと友達にはしたくないような人と思いますが、「実現できる夢を、実現してくれる人に語る」ことは重要な事です。

逆を言えば、居酒屋に集まって、世の中や会社の不平不満のついでに語る「」は、「」になることはなく一風吹けば雲散霧消するだけの「」でしかありません

ワタシも風呂の中の屁のような夢を、屁を「」にすることができるような議論を重ねることが出来ませんでした。それは、あくまで屁のようなアイデアでしかなかったことでもありますが、屁を「」にする努力も不足していたように思います。

風呂

ジョブスは「」にすることができる「」を、「」にすることができる人に語っているから、夢が実現出来ているわけです。アップルを追い出されてから、再度、アップルに請われて戻り、iPod、iPhoneで、本当に世界を変えてしまいました。

世界を変えるようなアイデアである必要はありませんが、少なくとも起業するならば、自分の世界を変えなくてはなりません。

我、売り込む。故に我あり」という具合のセールスが必要ではあります。

昨日(2017.6.5)のモーニングサテライトで、シニアの起業家が63万人でシニア人口に占める割合は4%だそうです。先進国では低い方なんだそうです。日本人は、ともかくリスクを取りに行く民族ではないようですから。

起業

で、起業家が63万人いるということは、売り込みをしなければならない人が63万人いるということで、ストーリーテラーにならなければいけない人が63万人いるということでもあります。

マーケティング」という言葉をよく見かけますが、日本語で書くなら「売込み」ということで、英語で違う言い方をすれば「ストーリーテリング」でしかありません。

売込み

とかく、売り込みするとなると、一生懸命、品質やら性能やら差別化要素やらを一方的に話す事になりますし、それを裏付ける資料をパワポやエクセルで作って持参しますが、仮に嘘が無いとしても、それらの資料は「事実」を示しているだけに過ぎません。

ひとが関心を示すのは、一般的には「事実」よりも「ストーリー」なのだそうです。「どうして、それを作ったか」とか「それを作ったことで何が変わったか」のようなストーリーを中心にして、話をする「練習」が不可欠なのだそうです。

人が社会を作って調和が取れてきた幾つかの要因の一つに、「他の人からどう思われているのか」という自問自答があるのだそうです。これがあるから、ヒトから嫌われないようにしよう、仲間と調和しようとすることで、集団の調和が保たれ、集団と調和できないヒトは1人で草原を彷徨わなければならなかったわけです。

そのことは集団を前にして話をするときに「緊張」することはヒトに組み込まれた本能でもあるようです。それがあるからこそ、工夫し練習することで、ヒトから受け入れられるストーリーテリングができるようになるのだそうです。

どんないいアイデアや商品でも、そのままでは売れないわけで、だからこそ「売込む」わけです。しかし、「売込み」とは、買ってもらうことではなく、関心を示してもらうことだと考えれば、「売込み」のやり方も変わってくるのではないでしょうか。

プレゼンテーション

自分はどういう人間で、
なにを実現したくてそれを考え、
それを手にしたヒトの何が変わるのか。

そんなストーリーを考え、1、2分バージョン。10分バージョンの二通りを何回も練習してみようと思っています。

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