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あれこれ

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安否確認

さぼ郎
年に1、2度集まるメンバーがいて、1人が名古屋に単身赴任になってしまったので、この2年ほど、集まる機会が無かったのですが、その1人が東京に復帰したというメールを昨年の12月15日にもらいました。

で、早速、恒例のメンバーに呼集をかけて1月13日に集まることが即日に決まりました。

その13日に一人が来ないので、携帯に電話しても留守電になりますし、Cメールもセンターに登録されるというメッセージで繋がりません。

それが金曜だったので、月曜に彼の自宅まで訪ねていきましたが、雨戸がしまっていてチャイムに反応がありませんでした。

近くに「包括支援センター」があったので事情を話して対応をお願いしてとりあえず帰ってきました。

その後、係の人が彼の住まいまで出向いてくれたのですが、そこまでしか出来ないのだと電話をもらい、それ以上のことは警察に依頼するしか無いとのことでした。

そこで、再度出直して管轄の警察署に「安否確認」をお願いしに行きましたが、立場が「友人」だと、いくら警察でも部屋の中に入ることは出来ないのだそうです。

とはいえ、管理会社に保証人住所を聞き出すなどは、それこそ「友人」では無理としても警察官なら管理会社が対応してくれるだろうと思うので、どうしているかだけでもわかれば教えてください ということで帰ってきました。

警察の方は早速動いてくれて駐在の警察官に現地確認に行ってもらったようですが、包括支援センター」の係の人と状況の認識は同じようでしたが、管理会社に連絡を取ってみるという電話が16時ころにありました。

その日の21時半頃に警察から電話があって、実は彼は部屋で死亡していたとのことで、とてもショックな顛末になってしまいました。享年54歳。

世間では、「孤独死」などと言うものの、可能性としての考えにはあったけれども、まさか、このよう身近に起こることとは具体的にイメージしていなかったのです。

そうは言っても、一人住まいでいることは分かっていたのだから、もう少しコンタクトをとるなり、何かできることもあったような気もしています。

しかし、現実には老人に限らず一人住まいのヒトは少なからずいるわけで、特に歳を取っている一人住まいのヒトなどは、脳梗塞などで動けなくなることも十分にあるわけです。

その人に連絡を取ろうとしても電話に出られなければ、そこで終わるのではなく、連絡が取れない旨を地域のセンターに申し出ると、地域の支援センターが公的機関の権限として、もっと、積極的な動きができるような体制があってもいいのではないかと思いました。

確かに、民事的な問題もありますし、個人情報という壁もありますが、安否を確認することろまでは、公的機関の権限強化は、さほどの不都合が無いように思いますし、安否が確認できて、問い合わせてきているヒトに安否確認の結果を伝えたくなければ、「本人の意志で伝えられない」という顛末でもいいと思うのです。

警察も親族からの要請が原則として必要なのだとのことでした。今回、なぜ、警察署の刑事が現地まで出向いて、管理会社と部屋に入ろうとしたのかの経緯は不明ですが、そこまで踏み込んでくれたことで、腐敗が進む前に死亡が確認できたのは、ある意味、運が良かったでした。

まず、友人であれ、親類であれ、同僚であれ住まいがわかっていれば、まず、行くしか無いのですが、マンションなら玄関から先に入れません。管理会社がわかったとして玄関チャイムを鳴らすくらいで、これは民生委員でも最寄りの駐在所の警察官でも同じです。

親族の要請があれば家の中に入れるようですが、1軒屋だったら鍵を壊すのか?

いろいろ、問題がありますが、ともかく行政サービスとして取り組む方法を考えて欲しい問題であるとは思います。

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