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さぼ郎
今年の年賀状には、「ことさらに 夢を追うまじ 去年ことし」としました。「去年ことし」は季語だそうです。

夢

高浜虚子は「去年今年 貫く棒の ごときもの」という俳句を詠んでいます。

浅草寺にも、新年になると大勢の人が押しかけてきます。賽銭を投げ込む人々が行列をなしています。いつもなら18時ころになると門を閉ざしてしまうのに、坊主丸儲けなので、遅くまで門を開いてご本尊の前に大きな柵を設けて賽銭をかき集めています。

賽銭
この木の枠の中に賽銭を投げ込む

これが非課税なのだから、笑いが止まらないでしょう。通常、ビジネスは「交換」で成り立っているわけです。なにかを売るからお金がはいるわけです。

何も売らないのに、行列をなして、しかもお金をただただ投げ込んでくれるのだから、コストゼロのビジネスモデルです。

おみくじ」も増設しています。自動販売機とかではなく、信頼関係に成り立っていて100円入れて、棒を引き出すと、棒の先に番号が書いてあって、その番号の紙を取出します。その紙には「大吉」とか「」とか書いてありますが、朝になると印刷所のヒトが、紙を詰め込みに来ています。

100円入れないで「おみくじ」引く人がどれくらいいるのかは不明です。紙の枚数とお金を照合すれば分かる話ですが、お金入れないで「大吉」がでても、あまりゴリヤクがありそうもないから不思議です。

大吉

おみくじ」はコストゼロではありません。何銭かのコストがかかっていますが、原価率は1%もありません。99%以上が粗利で、しかも非課税だから、まさに坊主丸儲けです。

しかし、払う側がそれで納得もし、満足もしているのだから、何ら問題のある話ではありません。

年頭から、こんな話は結構、罰当たりかもしれませんね。でも、罰が当たるのはどっちなの という素朴な疑問もあります。

そういば、今朝、朝のまどろみの中で見た夢ですが、何やら好ましくない勢力が2つあって、どちらもかなりアコギなお金を稼いでいるようなグループです。あとから登場するほうが、より悪辣な感じでした。

その両方から声がかかっていて、いつもの自分のパターンとして毅然とできないで、いい加減な対応でコンフリクトを感じています。どちらも仕事をするスペースをタダで貸してくれるという申し出なのですが、それを受ければシガラミが出来てしまいます。

かと言って断れば双方に角が立つし、どちらかを選べば、もう片方に角が立つわけです。

なんで、困惑する自分を敢えて夢で見なければならないのか、腹が立ちますが、それが自分の弱点でもあることを今更に考えざるを得ません。

ことさらに夢をどうこうしても仕方がない年令になってしまいました。せいぜい、朝になっても起きること無く「夢」の中から出てこれないような死に方がいいのですが、その時は、コンフリクトではなく蓮の花が咲くようなところでまどろむような夢でありたいです。できれば天女の1人か2人はべらして。

歳をとると、アクセルとブレーキを踏み間違えるようですが、いままでを振り返ると、アクセルを踏めばよかった場面でブレーキを踏んでしまったり、ブレーキを踏まなければならないところでアクセルを踏んでしまったりの繰り返しだったように思います。

友人からは、「プレミアム・ドリーム・エッグ」という賀状をいただきました。なんでも、毎日、この年賀状を眺めながら「金の鶏」が生まれるように思い巡らすのだそうです。ただし成果は個人差があることと、賞味期限が2017年12月31日までだそうです。残りは、この1年ですね。

プレミアムドリームエッグ

夢を追うのは止めようと言っている端から、毎日、金の鶏を生む思いを巡らせよと言われて、またまた、コンフリクトです。

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