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視点

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フィンテックという「金融維新」

黒船が金融業界にやってくる

さぼ郎
驚くべき「フィンテック」。ただし、アメリカでの話。いずれ日本にやってくるのか、はたまた、日本だけ鎖国して金融業界を守るのか。それは、金融業界の自民党への献金で決まりそうです。

デジタルウォレット

ペイパルはスマホを使ってキャッシュレス・カードレスで決済できるそうです。

財布

ユーザーは予め複数のカードをペイパルのアプリに登録しておき、顔写真など認証に必要な情報も登録します。

で、決済は店員が顔写真で認証して決済が完了します。

今後は、複数のカードを持ち歩く必要がなく、デジタルウォレットで認証すれば決済できるようになります。

複数のクレジットカード以外にも各社のポイントカードなども登録しておくことで、自動的にポイントがたまりますし、お店とカードの組み合わせで一番有利なカードが自動的に決まるような仕組みも提供されだしているようです。

ペイパルの場合の手数料は決済金額の3.6%+40円だそうです。

eコマース

webサイトやモバイルアプリに数行のソースコードを書き込むことで、短期間で事業開設が可能になるようです。

ネット通販

また、売上発生後、数日で入金されるようで、いままでのクレジット決済とは様変わりしています。

ちなみに、eコマースの「ストライプ」だと100ヶ国以上の決済通貨に対応しているそうです。

融資

融資の新たなキーワードは「マッチング」と「ビッグデータ解析」。P2P型の「レンディング・クラブ」では、貸し手に対しては8%の利回りを提供しながら、借り手にたいしては圧倒的に安い事業運営コストにより低金利で融資を実行している。

融資

インターネット上で完結させ、融資実行までのリードタイムも短く借り手・貸し手の双方にメリットももたらしている。

カベージ」では、人工知能を駆使して融資申し込みの信用力や返済能力を判断している。与信調査は数分で、翌日には融資が実行される。

融資申し込みした企業がeコマースサイトに出店しているなら顧客の訪問数や売上、顧客のレビューなどを取得しペイパルなどの決済サービスの利用状況、更にはSNSなどの情報からも与信調査をする。

売上諸表などの過去のデータを参考にせず、直近の状況から判断するので、融資申込の手続きがずっと楽になる。

資産管理アドバイス

ベターメント」では、資産運用のアドバイスをオンラインで人工知能が行う。

税ローン

年齢、収入、保有資産、消費や投資に対するスタンスを示すことで、予期せぬ出費に対する供えや、相互の生活費に対して必要な金額を割り出し最適な投資を提案する。

相手が人工知能だから24時間いつでも取引が可能。

ミント」では、複数の銀行口座、証券取引、消費の決済、クレジットカードの利用状況などを集約し、まず、お金の動きを見える化して貯蓄や投資をアドバイスする。

利用者は口座ごとの利用状況を個別に管理する必要がなく、一元管理が可能になる上に、支出傾向まで把握できるので、収入に応じた最適な生活とし支出配分が明示化される。

銀行業務と仮想通貨

フィドール銀行」では、銀行口座の残高を使って即時にビットコインの購入・受け取りが出来る。

日銀

仮想通貨を支えているコアな技術に「ブロックチェーン」という手法が使われており、これは今までの金融機関の仕組みと根本的に異なるが、送金などのコストが格段に安くなる上に、ビットコインの取引所を使う必要がないのでリスク回避が出来るサービスになっている。



と、このような具合にフィンテックがアメリカの金融業を変えつつ有るわけで、しかも、GDPとして金融業の急成長が目覚ましいわけです。

アメリカでのフィンテックの動きを見る限り、たしかに「金融維新」が起きていることは間違いがありません。

トヨタは車を売ってきました。そして、銀行は自動車ローンを組んできました。事業所でコピーを買おうとすれば、買い取るよりリースにすれば経費で落ちますが、その背景でオリックスなどの金貸しが金利を貪ってきました。

しかし、自動車を買う人の生活や、コピーを買う事業所の業種や業態まで踏み込んで、もっと適切なアドバイスなり、営業支援なりをしながら、ともに栄えるというような視点があったとはいえません。

南アフリカの「ディスカバリー」という保険会社では、

(1)健康状態の把握
(2)個人目標の設定
(3)各種プログラムの提案と実施
(4)実施に応じたポイントの獲得
(5)その他サービスの利用

という体系を構築し、「万一」のために入る保険なのに、その「万一」を起こさない努力と工夫をし、リスクを低くするために保険に入るというパラダイムをシフトさせているそうです。

そのことで保険料支払い率が低下し、解約も減っているそうです。さらに提携サービス企業への「集客」も行えることによる還元も馬鹿になりません。

なにもビッグデータを解析したり人工知能を借りるまでもなく、アイデアと法規制の変更で、消費者にとってのメリットを最大化することでサービスはいくらでも生まれるような気がします。

重厚長大な金融業という、旧態依然とした業態が「フィンテック」により、利用者にとってのメリットという、いままで考えもしなかったであろう視点が明確になってくるわけで、対応できない金融会社は淘汰されていかざるをえないようです。

黒船ペリー

ちょうど、江戸時代の「札差」が、明治になって不要になったような時代の変革が、海の外では待ち構えている感じです。



ブロックチェーン
ロイターの記事にリンク ↑

例によって、「ブロックチェーン」の技術者が欧米に比べて全く不足しているというお粗末な話。なんでもかんでも後塵を拝しているうちに、日本の先進性にも疑問符が打たれるようになる。

スウェーデンでは経済が成長しているそうですが、その背景は、端的に住宅需要。なぜ、住宅の需要が高いのかというと移民政策だそうです。

日本の人口はジリ貧で、経済もジリ貧で、技術もジリ貧です。政府は口を開けば「アベノミクスは道半ば」とオウム返し。

国会議員

最も変革が必要なのは政治じゃないかと思うのです。干物みたいになった爺さんたちがなかなかやめないのは、あんな年寄りでも務まるくらい「」で「儲かる」からに違いありません。

」でもなく、「儲かる」わけでもなくすることから始める必要がありそうです。

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