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国民性を数値化すると結果はこうだった

さぼ郎
日本人は集団主義である。アメリカ人は個人主義である。

国民性

と、このように思っているわけです。で、グローバリズムの時代に、国民性を抜きに海外へ進出しても、ビジネスリスクになりうるわけで、それを数値化しようと言うことを考える学者は少なくありません。

ホフステッドという先生によって、世界中40ヵ国に展開するIBMの11万人の社員を対象にした調査があったそうです(1980年に発表)。

ホフステッド先生は国民性を、

Individualism=Collectivism:個人主義または集団主義
Power Distance:権力の不平等への受容
Uncertainty Avoidance:不確実性への忌避
Masculinity:男らしさ

これらの指標を前提に、ブルース・コグート先生とハビール・シン先生が、このホフステッド先生の理論を使って国と国の距離を計算する数式を考案し、それを入山先生が表にしてくれました。

国民性
「世界の経営学者はいま何を考えているのか」193ページ

これを見ると国民性で日本と近いのが「ポーランド」「イタリア」「メキシコ」「アルゼンチン」「ギリシャ」「ドイツ」あたりです。

遠いのが「スウェーデン」「オランダ」「シンガポール」「マレーシア」「インドネシア」「ロシア」となっています。

もし、理想の国家がスウェーデンとするなrふぁ、日本はその真逆に位置するわけです。

それと、意外にアジア近隣と近くありません。

アメリカは69ヶ国中41番目となっていますので、むしろ遠い方になります。中位から遠い方に固まっているグループには「韓国」「アメリカ」「カナダ」「中国」「イギリス」がいます。

「韓国」「中国」が、じつは「アメリカ」「カナダ」「イギリス」あたりと同じような数値的距離感を以て、若干離れています。

アメリカから見ると、これらの国の国民性は意外に近いことになります。「カナダ」「イギリス」はいいとして「韓国」「中国」の国民性が近いというのは不思議な気もします。

といっても、前提が「IBM」の社員であるということを念頭に置く必要があります。

男らしさ

「男らしさ」の尺度で日本が一番というのは、戦前ならいざしらず、意味がわかりません。2位のイタリアともかけ離れていますし、スウェーデンはどうしたのよって感じで、ちょっと「ほんまかいな?」と思ってしまいます。

リスク回避

ギリシアがああなったのは「リスク回避」が強いからなんですね。日本も、かなりやばいところにいます。同じアジアの同胞でもシンガポールとは大違いです。中国が下位にいるのがちょっと不思議な感じがしますが、報道を通じてしか情報がないので、どちらかが間違っているということでしょうか。

権力格差

権力格差は、随分下の方です。権力の格差がないほどに文化程度が高いと言えそうです。日本の権力格差は「世襲」にありそうですね。芸能人も政治家も世襲します。世襲するというのは美味しいからであり、そこの強力な「ツル」というか「利権」があるからなのでしょう。

アベトモのゴリヤクと、その逆にアベトモの対極に立つ籠池夫妻の勾留などを見ていると、権力格差はもっと左のはずです。

当の本人が、どこまで口出しして利権誘導しているのかは分かりませんが、現実に起きていることを見る限りでは、総理大臣やら閣僚やらは、本人が意識しようがしまいが、長期安定は腐敗構造を持つことを自認しなければならないと痛感します。

個人主義

アメリカからの距離で考えると多値化に個人主義からはちょっと距離がありますが、だからといって集団主義でもなさそうです。

この辺を計算すると、前出の表のような距離になるようです。

距離

マレーシアあたりから後ろは、急速に民族のマインドに隔たりが大きくなっていきますね。

ただし1980年ころのデータのようです。あれから36年も経っているので、再度調査してもらうか、あるいはいっそ1社ではなく、もっと広範のデータが必要な気もします。

ここで重要な事は、ここに上げた数表ではなく、どういう切り口で国民性を数値化するかという視点と、単に国民性だけではなく、「行政の仕組み」「地理的・気候的・物流的な条件」「相手国との所得格差及び相手国内の格差」なども勘案すべきであるという指標もあります。

これらは綿密な調査結果であるようですが、結果から類推してこれらの結果を導いている要因(変数)と、それぞれの関係性を数式化して欲しいと思います。

民族は異なるから民族としての存立の価値があるわけで、これの距離を縮めることがあながち正しいとは思えませんが、とはいえ、距離があるということは「相互理解」にも距離が有るということになるのでしょうか。

別の調査では、日本、韓国、中国、台湾、マレーシアそしてアメリカのそれぞれのビジネスパートナーへの信頼度を銀行管理職1,282人への調査結果として、それぞれのグループ外の人で信頼が高かったのは個人主義のアメリカ人だったそうです。

集団性が高いということはとりもなおさず排他的であるということでもあり、同胞のグループ以外に信頼する人を選ぶとするなら、いっそ個人主義を選択するということなのかもしれません。

まだまだ研究の余地がありそうです。また、アジア同胞に対しては、かつての戦争の影響が完全に払拭されていないということも勘案しなければならないでしょうね。日本人は忘れてしまいましたが、、、。



オバマ大統領が広島を訪問する事になりました。アメリカ的にプラスなのかマイナスなのかは不明ですが、日本的には大いなるプラスですね。

広島

アメリカにおける大統領選に、どういう影響が出るのかはわかりませんが、日本の選挙においては、政権与党にはイメージとしてプラスに働くことでしょう。

そういえば、学生時代の同窓にお爺さんが原爆ドームで有名になってしまった建物の設計に関わったとかで、一緒に遊びに行った覚えがあります。そのお爺さんは上野の国立博物館も設計していて、200分の1の図面も見せてもらいました。


話変わって、
Facebookって、面倒くさくてやっていないのですが、時々、知り合いを通じて右下に「知り合いじゃないか」のような通知が出ます。

これ、本当に大きなお世話で、「facebook 画面 左下 メッセージ 消す」としてググったら、解決法が出ました。

グーグルchromeの「設定」「プライバシー」「コンテンツの設定」「通知」「例外の管理」「facebook.com」を見つけて「許可」を取り消せば出なくなるようです。



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