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あれこれ

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氏と姓について調べてみると色々分かったことがある

さぼ郎
日本とは何か」というと、台東区には似た題材で3冊の本があります。アマゾンだと、もっと多くの本が有るようです。

日本

過日、自民党の証人として長谷部恭男さんが、解釈改憲の違法性を証言していましたが、この長谷部先生の本に「国家の統治機構を規定するのが憲法」と書かれていたと思います。
憲法は、権力を制限し、国民の権利・自由を擁護することを目的とするものとされ、このような内容の憲法を、特に立憲的意味の憲法(近代的意味の憲法)という。憲法学における立憲主義とは、近代的意味の憲法に従うこと、あるいは「憲法」に則って政治権力が行使されるべきであるとする考え方、あるいはそうした考え方に従った政治制度のことを指す。
つまり、主権は国民にあるので政治権力が「ワタシの責任」で憲法の解釈を変えることは明らかな憲法違反であることは歴然です。にもかかわらず、主権者である国民が容認するなら、それも選択の一つではあります。

国境」は、戦争するたびにあっちに行ったりこっちに行ったりするので可変ですので、国境で国家を定義することはできません。「民族」というとアメリカのように沢山の民族による集合体となると、民族で国家を規定することもできません。

しかし、日本に生まれ、日本語を使い、日本で生活していることで、他国とは何かが異なることは、きっとあるわけで、その違いが「日本とは何か」に繋がるように思います。

ものの考え方でいうなら、言語の影響は大きいと思います。中国から伝わった漢字を訓読したわけで、訓読の背景には大和言葉があったわけです。それを万葉仮名として使い出しているのですが、証拠としては471年と思われる稲荷山古墳の剣が最古なのだとか。

万葉仮名
「万葉仮名」にリンク ↑

しかし、言葉である以上、意味が通じなければ使う意味はありません。書く人と読む人に共通の認識が出来るのに、どれだけの時間を要するのかは不明ですが、少なくても5年や10年ではないと思います。

さらに、そこから平仮名やカタカナを開発していくのですから、気の遠くなる話です。つまり、我々が何気なく使う日本語の中には、中国伝来の漢字の気分と、それを訓読みにした古代の日本人の気分が、今に伝わっているわけです。

物理」は英語では「physics」ですが、これにもラテン語やギリシャ語の語源が有るのでしょうけれど、日本語なら「モノのコトワリ」という意味に直結しています。

幕末・明治以降に欧米から入ってきた沢山の新しい概念の殆どを日本語化したことで、我々の概念にかなりスムーズに取り込めているのだと思います。その意味では日本語の特質は、欧米の言語をはるかに凌駕する能力を保有している言語構造であったともいえます。

発音も母音が5つであるために、英語やフランス語で日本人はハンデを負いますが、考えてみれば、たった5つの母音を使うことで(確かに同音異義語が多出)あらゆる表現ができるということも、言語能力の一つの側面であると思います。

いまでは、第21代雄略天皇と言われているのは「獲加多支鹵(わかたける)大王」のようで、この頃は「大王」だったわけです。その大王も、認識としての「大王」であって、いわば部族の長であり「親分」と言ってもいいでしょう。

天皇」という称号が安定的に使われるようになったのは「持統天皇」からというのが最近の定説のようです。それが事実だとすると「天武」も「天智」も天皇ではないことになります。

網野善彦さんは、こうしたことはとても大切なことだと言います。さらに「日本」という国号が最初に使われたとする記録では701年の遣唐使なのだそうです。

持統天皇は645年から703年のかたなので、おそらくこの頃に「倭国」じゃなくて「ヒノモト」である「日本」という国号にしようと決めたわけで、その前には「日本」という国は無かったわけですから日本人もいなかったわけです。
カバネの発祥の経緯は明確ではない。ヤマト王権が成熟し、大王家を中心として有力氏族の職掌や立場が次第に確定していく中で、各有力者の職掌や地位を明示するために付与されたと考えられている。
」は血族のグループを示していて、「」は職掌や階級を表したようです。「」による序列が出来だしていたころの「大王」には、氏も姓もあったようですが、天皇の称号が確定したことで、天皇はすべての人民に姓と氏名を与えることとなり、同時に天皇は氏名も姓も失う事になったようです。

」は「かばね」と読みますが、「」も「かばね」と読みます。そことの関連を言う人もいるようです。

源頼朝

ちなみに、関東や東北が日本になるのは中世になるようです。9世紀には岩手県あたりまでが日本になっていたようです。頼朝により奥州藤原氏が滅びると幕府の支配が本州北端までに及ぶようになります。

子宮頸がんのワクチンで副作用が出ているようですが、その原因が日本人固有の遺伝子に有るとするような話があるようです。で、日本人固有とは何かに興味を持ちました。

決して学術的な話ではありませんが、西国は数十万、多ければ百万を超す韓国・中国からの移民があったわけですし、東国ではアイヌとの混交があったわけです。そして、戦国時代・江戸時代と時代が下るに従って西と東がシャッフルされており、明治以降においては、さらに移動の速度や規模が大きくなっているわけです。

そんな中、遺伝子として日本人固有ということがありうるのかがとても不思議です。

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