PAGE TOP

視点

印刷する

ESG

さぼ郎
ESC」とは、Environmental(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治:ガバナンス)のことで、このキーワードが上場企業で脚光を浴びています。

ESG

なぜ、脚光を浴びるようになったかというと、GPIF( Government Pension Investment Fund)、日本語でいうと「年金積立金管理運用独立行政法人」が、ESGを重視する国連責任投資原則に署名し、運用委託先にESG投資を促すと表明したことによります。

投資原則

GPIFは2007年には大損しましたが、2014年までの累計では約50兆円の利益を出しています。

極端な見方をすると、株価が下がればGPIFが買うので株価が安定する役割があるが、リーマンショックのような予測不可能な言動が起きると大損することは間違いのないところである。

そして、だれも責任を取らないのが日本のやり方。

ESGとSRIの世界での投資規模は、2500兆円だそうですが、日本では9000億円程度なのだそうです。

SRI」とは「Socially responsible investment」のことで、企業の社会的責任に対する投資を意味します。

一般的には(1)軍需産業、(2)たばこ産業、(3)原子力産業(含む原子力発電設備)、(4)アルコール産業、(5)アダルト産業などを排除しようという動きなのですが、日本では原子力は目をつぶらなければなりませんし、アルコール産業もさほど罪悪だという認識はありませんので、どうしても世界と足並みをそろえるわけにはいきませんでした。

運用規模

という具合で、日本ではまだまだなわけで、GPIFが投資先としてESGの取入れを促していこうというわけです。

投資の減速にしているわけですから、日本字が最も得意にしている「お題目」ではだめで、運用会社では、それぞれをさらに5段階で評価しながら、業績や企業価値との関連で評価をしていくわけです。

モーニングサテライトの例で「花王」が取り上げられていましたが、例として「子供向け手洗い講座」を開いて社会貢献をするわけですが、その結果として児童の手洗い石鹸が売れるというような循環です。

似た言葉に「CSR」というのもあります。これは「Corporate Social Responsibility」という言葉もありました。ISOによって国際標準が定められています。

ともかくGPIFに株を買ってもらいたい上場企業は、今後、ESGによる評価が必要になるので、対応を余儀なくされるわけで、そのことで環境や社会がよくなっていくわけですから、株主も欲得だけの株式保有ではなく、環境や社会に対する貢献を株を通して参画することができるわけです。

株取引

とはいえ、株式はあくまでも市場性で価格が上下しますし、6割以上が外国からの売り買いだそうですので、くれぐれもGPIFの元手に欠損の出ないような運用を願いたいものです。

キーワード