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暗黒物質という見えない物質

さぼ郎
2015年10月号の日経サイエンスにおいても「個々の脳細胞の活動が知覚や感情などの高度な認識脳に変換される仕組みは、まだわかっていない」とのことです。

自然の知能の仕組みがわからないのにどうやって人工知能を作ろうとしているか、今ひとつピンときません。

特集の「暗黒物質」も今ひとつピンときません。

雲黒斎

脈絡ありませんが、クレヨンしんちゃんに登場する「雲黒斎」という人物の名前を、初めて目にした時、その妙に思わず笑ってしまいました。

ようするに、
天の川銀河の隣りにある、美しい回転花火のようなアンドロメダ銀河は大きな謎をつきつける。その猛烈な回転スピードは、見えている物質からなる銀河円盤に既知の物理法則を適用することで説明できない。
ということで、見えない物質の質量が説明のためには不可欠なのだそうです。それも半端な量ではありません。宇宙の物質のうちの25%が「暗黒物質」なのだそうです。

科学者は暗黒物質の存在を確信しているのだそうですから、おそらくあるのでしょうけれど、その存在を示す証拠が全く見つからないのだそうです。

村山斉
「村山斉」さんのtwitterにリンク ↑

「素粒子物理学研究の世界のリーダーの1人」である と紹介されている「村山斉」さんは、いままでとは異なる説を提唱しているのだそうですが中身は理解を超えているので詳しくは触れられません。

今までの説と大きく異なる点は「弱い力」か「強い力」かの違いのようです。この「弱い力」か「強い力」かという話も、実はよく分かりません。他に「重力」と「電磁力」の4つの力が、宇宙創生時には1つだったのが、徐々に分離したのだそうです。

その4つ力を統一して説明しようとする考えに「大統一理論」というのがあるそうですが、全く異なる発想である「超弦理論」というのも有るようで、これは、素粒子というもので物質が構成されているのではなく、振動する「ヒモ」で物質が作られているとする考えです。

ヒモ

この「ヒモ」は10次元の宇宙にあって、たまたま、ビッグバンの時に我々が認知できる3次元と時間が、どういうわけか、はみ出てしまったのであって、残りの次元はいまだに「超弦」の世界に閉じこもっているのだそうです。

そう考えると「暗黒物質」とか「ダークエネルギー」の説明が若干、簡単になります。

たまたま、図書館から「POWER OF TEN」という本を借りてきました。これは10億光年の彼方から地球のある方角を見るところから始まり、10倍づつして近づいてきます。

10億光年
10億光年

100万光年まで近づくと、やっと銀河に渦が見えてきます。太陽が輝いて見えるようになるのには1光年まで近づく必要があります。地球の全容が見え出すのが100万~10万kmになってから。

100万光年
100万光年
1光年
1光年
10億キロ
10億キロ
10万キロ
10万キロ

1000メートルからの高さからでは車は見えますが、ヒトは見えません。ヒトが見えるようになるのは100メートルくらいに近づいてからです。

1000メートル
1000メートル
10メートル
10メートル

1ミリまで近づくと顕微鏡の世界になります。10ミクロンでは細胞が見える程度。0.1ミクロンになるとDNAが見えてきます。

DNA
電子顕微鏡でみたDNA

1ピコメートルになると原子核が見えますが、電子はちょっと除外です。0.1ピコメートルになると中性子が見えるはずです。そこから先は中性子を構成している物質ということになり、実はいまのところ謎です。

中性子
中性子

10の25乗から10の-16乗までを、四十数枚のグラフィックで説明してくれていますが、極大にしろ極小にしろ、はたして考える意味があるのか、また、考えることで真理に近づけるのかは疑問です。

また、そこの何に真理があるかも不明です。思考は無限かもしれないけれど、物理の世界には無限がないことになっています。どこで、兼ね合いを取るのかも理解を超えてしまっています。

奥飛騨山中の地下1000メートルに「KAGURA」という世界最大の重力望遠鏡を作っているのだとか。

KAGURA
KAGURAにリンク ↑

サイトを見ると2015年10月27日にプレス対象にお披露目をしたようです。この重力望遠鏡を使うと、光が暗黒物質によって直進を妨げられる様子が見えるようになるので、間接的に暗黒物質を見ることができるようになるというわけです。

雲黒斎の野望」でも見ながら、もう一度、暗黒物質の記事を読みなおしてみます。

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