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科学

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がん免疫療法一考

さぼ郎
一昨日のスカイツリーに月がかかった所。

月

月

ちょっとずれているのと、月が鮮明に写っていません。技術の限界というよりはカメラの限界?

スカイツリー

で、これが今朝のスカイツリー。東京タワーに比べると、いま1つストーリー性にかけていますよね。東京タワーは小説にもなったし、映画にもなりましたけど、スカイツリーが小説になりそうな気配は、おそらく無いように思います。

東京タワーに使った鉄は、朝鮮戦争で使ったアメリカの戦車を鋳直したのだそうで、「ALWAYS 三丁目の夕日」などでも建設中の風景が見られましたし、日本の戦後の復興と重なるというストーリー性があります。

スカイツリーはなんのシンボルかといえば、あえて言えば、「アベノミクス」またの名は「アベノ円安」でしょうか。富者が富み、国家が貧しくなった記念塔。これでは、生活者の悲喜こもごもは表現できないですよね。

東京タワー

やはり、鉄塔としては、個人的にはこちらのほうが好きです。ロケーションもずっといいですし。

ということで、「がん免疫療法」という話題です。実は日経サイエンス2015年1月号に掲載された記事があって、それを浅草橋CMSでは9月16日の記事にしています。

小野薬品
9月16日野記事にリンク ↑
記事中、動画も有るでよ!

ただし、この段階では小野薬品とアメリカのメダレックスというバイオベンチャーが開発したような内容になっています。

ところが、その大元の発見は京都大学の本庶佑さんと、本庶研の人達の尽力があればこそだったようです。

それを一昨日(2015.10.28)の「クローズアップ現代」でやったようですが、残念ながらワタシは見ませんでした。

クローズアップ現代」というと、集団的自衛権に関して菅官房長官に国谷キャスターが突っ込んだ質問した所、首相官邸からNHKが叱責されるという事態になったという報道がありました。

クローズアップ現代
HUFFINGTONの記事にリンク ↑

情報源がフライデーで真偽の程は不明です。が、いまの安倍内閣の取り巻きなら、NHKを恫喝するなんて、やりそうです。テレビ朝日も古舘さんと古賀さんのスッタモンダがあったとき、テレビ朝日の社長が自民党に呼びつけられました。

権力を持つ人間がそっくりかえって行く事って、別段珍しいことではありません。1つには、人間性からくる「傲慢」。とはいえ、中には愚昧さからくる「その人だけの正義」なんていうのもあります。

ようは、いまの安倍政権なら、そのようなことをしたとしても不思議はないのですが、最大の問題は本流のメディアが、権力の実態を正確に報道しようとしない「自発的隷属」状態に陥っていることです。

で、話を免疫に戻すと、一昨日のクローズアップ現代で「ガンの免疫療法」を発見したのが京都大学の本庶佑さんで、ノーベル賞の可能性も高そうです。

クローズアップ現代
NHK・クローズアップ現代「がん治療が変わる」にリンク ↑
動画も有るでよ!

簡単にいえば、ガンを免疫細胞が攻撃しようとするとガンは免疫細胞にある抑制因子(ブレーキ)をONにすることですり抜けるのだそうです。そこで、ガンを見つけた免疫細胞に抑制をかけないようにする方法を考えれば、免疫がガン細胞を見つければアポトーシス(自死)させることができるわけです。

この特許を小野薬品を経由して出願したのだそうですが、開発については国内の製薬会社がノリ気ではなかったためアメリカのメダレックスと組んで開発したのだそうです。

後にメダレックスはブリストルマイヤーに吸収され、開発にはずみがつき、製品化することができたということです。

アメリカの製薬会社が乗り気になったのを知って小野薬品も前向きになり、「オプジーボ」という製品名でメラノーマの治療薬として認可を受けているようです。

2013年にScience誌で「ブレーク・スルー・オブ・ザ・イヤー」を受けていますし、台湾による東洋のノーベル賞第一回を受賞しています。

本庶佑
京都大学「本庶佑」にリンク ↑

本庶氏は、
「日本の医療イノベーションは“片道切符”で、不十分な政策」と指摘する。「製薬企業が上げた利益を、大学に還元する仕組みが必要で、それでこそ人が育ち、新しいシーズを生み出すポジティブなサークルが描ける」。
とのこと。あとは、ノーベル賞がいつかだけです。小説がどれだけ人類に貢献があるのかは不明(むしろスポーツのほうが人類平和への貢献は絶大だと思います)ですが、医薬や科学の進歩は間違いなく人類に貢献がありますね。

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