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あれこれ

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ガン治療と向日葵

山下弘子という生き方

さぼ郎
最近は、読む本の目先を変えて「つきあい方の科学」とか「さあ、才能に目覚めよう」というような本や、野口悠紀雄さんの経済関連にシフトしています。

ちょっと前は免疫を重点的に読んでいたのですが、とっても難しくて、少し休憩しています。その関連で「考える血管」という本も読んでいたのですが、これまたとても難しくて、中途になっています。

考える血管

この本の著者である児玉龍彦さんは、福島原発が壊れた時の民主党政権下の国会運営に対して、国会議員は怠慢であると訴えた東大のアイソトープセンター長であったヒトです。噂では竹中工務店とウンヌンのような記事も目にはしました。

とはいえ、国会での熱弁は、胸がスカッとします。こういう発言をするから竹中工務店ウンヌンのような噂が「その筋」からリークされるのかもしれませんネ。真偽の程は、凡愚には分かりません。

ぐうの音も出ないほど正論で叩かれたら、権力側の巻き返しは人格失墜しかありません。煙の元があったのか無かったのかは、別の次元のこととなりますし、権力にメディアが隷従していたら、権力側はいかようにもできるのでしょう。



この方の書いた本が「考える血管」です。概要は、人間の血管はある程度の年齢になると固定される。ところが、癌に罹患すると、癌が無限に増殖するために栄養と酸素が必要になるわけです。

そこで、血管がガンのほうに伸びてくるような働きをすることで、毛細血管が浸潤してくるのだそうです。通常、血管からは血液が漏れないで、毛細血管から体内へのやり取りをするわけですが、ガンを取り巻く毛細血管から液漏れが起きると、腹水や胸水になったり、腎臓とのやり取りがうまくいかなくなってむくみになったりするようです。

血管の話はとても難しくて、そこから「免疫」にシフトしました。ブルーバックスなら高校生程度を対象に書いてあるはずと思ってy歩見始めましたが、これまた、とても難しい話で、入門でこのレベルかと思い、これまた中途で待機中です。

新しい免疫入門

そんなこんなで、たまたま「ネクサバール」というガンの分子を標的にする薬であると同時に血管新生を阻害するとのことだったので、興味を持ち、少し調べてみました。

ネクサバール
バイエル薬品のサイトにリンク ↑

児玉先生の動画でも触れていますが、人間の個体の違いはゲノムレベルで300万箇所に及ぶようです。この300万箇所の違いは、容姿や知能や感情などの違いにもなりますが、病気や薬剤の効き目の違いにもなります。

それ以上の詳しい話は、とても理解を超えていますが、ともかく「ネクサバール」で検索したら、山下弘子さん(実名でブログを掲載)という若い女性のブログが見つかりました。

山下弘子
山下弘子さんのブログにリンク ↑

この方は、19歳にして肝臓がんで2012年10月に余命宣告をされたそうですが、2015年10月21日にもブログを更新しています。

本も出しているというので図書館を調べたらあったので借りてきました。ちなみに、ご自身の人生にタイトルを付けるとしたら「向日葵」なのだそうです。

山下弘子

肝臓の手術をし、後に肺に転移して手術をし、ネクサバールを使い、皮膚に炎症が出るなど、苦しみ抜いているのですが、合間に海外へ旅行したり、講演したり積極的に活動をしています。

本の後半に聖書からの引用がいくつか出てきます。
「自分の敵を愛し、迫害するもののために祈りなさい」
「万事が益となるように共に動く」
「確かに未来は有る。あなたの希望が絶たれることはない」
等々

彼女は若いことと、このような苦境にもかかわらず「向日葵」のように前向きに受け入れていく姿がメディアにも取り上げられたらしいのです。

向日葵

自分の置かれている境遇に対して自分の考え方を変えることでガンと向き合っていることを、社会に対して伝導していくような使命感を帯び出したのだそうですが、「社会のために役に立ちたい」という考えが強すぎると、相手に伝わらないと苛立ちになったりすることも少なくありません。

正も固執すると邪になる」という言葉もあるようで、えてして自分の行いが社会正義であるという自負を持つと、ジャンヌ・ダルクになったかのような錯覚って起きやすいですよね。

山下弘子さんは、そこで立ち止まり、社会のためじゃない、自分のためにやっているのだと悟る事が最終項に書かれています。そして、詩の紹介。

最後だとわかっていたなら
作・ノーマ コーネット マレック
「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

喧嘩したままで、もし、片方に明日が来なかったら、残された相手には一生の禍根が残ってしまいます。死を意識しなければ、明日は必ず来るものと思うものですが、ここに達観があると思います。

苦境に陥っても、考え方を変えることができれば、人は強くなれるし成長できるのだと改めて感じました。

血管の話、免疫の話、ネクサバールの話から、向日葵の話になってしまいました。

過日の「3本の矢」の調査結果から「23本の矢」にして再度調査をさせていただきました。その結果は近日公表しますが、そこで「重視」もし「達成」もできるとして一番評価値が高かったのが「自分の考えを持つ」でした。

自分の考えはみんな持っているはずです。にも関わらず、自分の考えを持つ」が第一象限に来るということは、きっと「どのように考えるか」まで包含しているのだと思うのです。

人生を明るい未来にするために自分の考えを持つ」とは、どのような考えのことなのか、機会があったら再び皆さんの意見を聞いてみたくなりました。



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