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科学

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細胞の継体培養

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細胞の継体培養

細胞の培養とは、多細胞生物から細胞を分離し、体外で増殖、維持することです。

生体外で培養されている細胞のことを培養細胞と呼びます。

生体から分離し、最初の植え替えを行うまでを「初代培養」、既存の培養細胞を新たな培養容器へと移し替えて増殖、維持することを「継代培養」と呼びます。

細胞を培養するために用いられる組織間液を模した液体を培地と呼びます。

ヒト細胞の培養手順は、まず組織をトリプシンというタンパク質分解酵素で、細胞接着分子を分解し、細胞同士をバラバラにします。

培地を含むシャーレに植え込むと細胞は増殖し、シャーレ内で増殖します。

増殖した細胞をトリプシンでシャーレから剥がし、再びシャーレ内で増殖させます。

これをくり返し行うと、一定回数分裂後、細胞は増殖を停止します。これが細胞老化であり、細胞の寿命です。

一般に、この現象を「ヘイフリックの分裂限界」といい、ヒトの細胞はおおよそ50回が限界とされています。

違う見方をすると、細胞一つの重量を10(-9)グラムとすると、60兆個あれば60kgになります。全ての細胞が指数的に分裂すると仮定すると、43回分裂すると10兆個になりますので、ヘイフリックの分裂限界に近似します。

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