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科学

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哺乳動物の体重と心拍数の関係

加齢生物学 <老化の基礎09>

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心拍数

心臓はポンプとして全身に血液を送り出しています。心臓が「ドクン」と動く回数を「心拍数」といいます。

ところでこの心拍数、一生の間に打つ回数を数えてみると、哺乳類ではどんな動物もほぼ同じと言われています。

一説には、心拍数が20億回で呼吸数が5億回とのことです。一般に小型の哺乳類は心拍数が早く、大きくなると心拍数が遅くなる傾向があります。

生物の時間は体重の4分の1乗に比例するという法則があって、体重が16倍になると時間が2倍になります。

この時間とは「寿命」であったり、成長成熟の速度であったり、呼吸や心拍の速度だったりします。

地球環境の変動が激しくなると大型化したほうが有利になります。それは、体積は3乗に比例しますが、表面積は2乗に比例するからです。

ただし、寿命が短いということは、世代交代の回数も多いというわけで、進化のチャンスとしては圧倒的に有利になります。


一般的に体が大きい(体重が重い)動物ほど1分間の心拍数が少なく長生きで、それと反比例するように、体が小さい(体重が軽い)動物ほど心拍数が多く、寿命が短くなります。動物の世界にはこのような、心拍数と寿命の間に一定の法則があります。



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